信じて任せることって、大変でたいせつだ。
任されると、人は変わる。
旦那さんに家事や子どものお世話を任せるのが苦手っていうひと、結構居るんじゃないだろうか。
私も、任せることがとても苦手だった。
たいせつな娘のこととなると、とくに。
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まだまだイヤイヤ期の娘は、お風呂では基本1回はギャン泣きする。
主人がお風呂をやってくれるようになったのは確かに助かる。
けれどギャン泣きする娘と、それにイライラしている主人。
任せるのが苦痛でしかたなかった。
私ならもっとうまくできるのに…。
こうしてあげればスムーズなのに…。
娘がかわいそう…。
HSP気質も手伝って、ハラハラドキドキしてしまうお風呂タイムだった。
でも、ある時ふと気がついた。
「私と娘の関係性と、主人と娘の関係性が同じである必要はないんだ。」
「主人と娘の関係性があっていいんだ。」
それからは、口出しをしたいのをおさえて
「ママー、でるよー!」
と娘に呼ばれるまで待つようにした。
「こうしたらいいよ」というアドバイスを飲み込んで
主人を信じて任せることにした。
すると、あら不思議。
私がでしゃばらなくなったことで、
主人は格段に忍耐づよくなったのだ。
お風呂で娘がギャーギャー言っていても、
なんだかんだとなだめすかして
笑って遊べる日がどんどん増えた。
お風呂あがりの娘に、
「パパとお風呂、たのしかったねー!」
と言うと、娘はうれしそう。
パパもうれしそう。
変わったのはどっちだろう。
もしかしたら変わったのは主人ではなくて、
私なのかもしれない。
それまでつけていた
「任せたらろくなことにならない」
という色メガネが外れただけなのかもしれない。
きっとできっこない、うまくいくはずない。
そんな風に決め込んでいたから、
主人のわるい部分ばかりにフォーカスしていたのかも。
信じて任せるって、難しい。
でも、できたらすごく楽になるんだ。
日々、成長。
忍耐強くなったとはいえ、毎日同じようにご機嫌でお風呂がすむわけではなく。
一昨夜も、ギャン泣きする娘に疲れとイライラがピークに達していた主人。
一通り叱ったあと主人も無の境地にいたったのか、主人の声もせず、いつもはキャハキャハとひびく娘の声もせず、お風呂場がシーンとしていた。
「どうしたー?」って声をかけようか、
何度も迷った。
でも、やめた。
きっとこれで主人が気づくこともある。
娘が気づくこともある。
彼らの関係性に介入するのはやめよう、と押しとどめた。
*
*
お風呂あがりの娘は私の担当。
楽しい話をたくさんしながら、おきがえさせて歯磨きして、髪を乾かして。
全部おわったころ、主人が出てきた。
もういつもの優しくておもしろいパパにもどっていた。
娘はそれが嬉しかったのか、
いつもはママ一択の絵本よみきかせ、寝かしつけに
「パパ、おいでー!」
とパパを召喚する。
それを拒否することなく、やってくれる主人。
こうやって娘も主人も成長していくんだなぁと、
総監督のような上から目線でしみじみ感じるわたし。笑
もちろん、イライラせずにできた方がいいかもしれない。
そんな風に思って娘のことを心配したこともあった。
でも、私たちだれも、完璧じゃないのだ。
こうやって一緒に成長していけばいい。
今日も読んでいただき、ありがとうございました☺️🍀