仕上げ材の選定ポイントをご紹介!~飲食店 厨房編~
飲食店ではお客さまや店員の安全、そして食品衛生に配慮する必要があるため、厨房の仕上げ材選びも重要です。
今回は飲食店の仕上げ材選定ポイント第2弾「厨房編」と題して、調理場での仕上げ材選びを解説します。
食品業界で注目の「HACCP」とは?
最近の食品業界でのキーワード「HACCP(ハサップ)」という衛生管理手法を聞いたことはありますか?
食の安全を守るために作られた国際的な手法で、日本では2020年に義務化されました。
HACCPは食品事故(食中毒や異物混入など)が発生する前に、原因となり得る要素を徹底的に排除する「予防システム」です。事故が起きてから再発防止策を考える従来の手法に比べて安全性が高く、「食品衛生管理の中で最もすぐれた手法」とも言われています。
HACCPを取り入れた衛生管理は大きな食品工場だけでなく、カフェやレストランなど小規模の飲食店にも及んでいます。
厨房の仕上げ材を選ぶポイント
厨房設計時には、上記でご紹介したHACCPの考え方に沿った仕上げ材選定が重要です。
取り扱う食品や作業によって必要な機能が異なるため、条件を確認して適した仕上げ材を選びましょう。
そこでABCからご提案!厨房に最適な仕上げ材
床|塗り床
コテや刷毛、ローラーを使って下地のコンクリートやモルタルに塗って仕上げる床材。
タフクリートMH
厚い特殊樹脂で下地を覆うため衝撃に強く、耐熱温度120℃の工法もあります。水性のため施工時の臭気が少なく、食品や機器への臭い移りの心配もありません。
床|長尺シート
幅広のシートがロール状に巻かれた仕上げ材。使用するサイズに合わせてカットし、接着剤を使って下地に貼り付けます。
アルトロセーフティーフロア
掃除のしやすさと滑りにくさを併せ持つ、厨房に最適な長尺シート。また、塗り床に比べて柔らかい素材のため、従業員の足腰への負担軽減にも繋がります。
壁・天井|クロス
布や紙、合成樹脂などでできた仕上げ材。内装の壁や天井に接着剤で貼り付けます。
クリーンテックAL
厨房の他に、食品工場や給食センターでも活躍しているクロス材。表面材に超高性能フッ素樹脂フィルムを使用しており、水洗いやスチーム洗浄が可能。耐薬品性にもすぐれており、消毒薬なども安心して使用できます。
いかがでしたか?
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■ 仕上げ材の選定ポイント第1弾は飲食店の客席について紹介しました!