ヘェェェェイ!!読書感想ブーン!
最近読んだ本の感想です。
張込み/松本清張
タイトルの「張込み」をはじめとした8つの短編が収録されている短編集。
どれも映像化されていて有名なので説明は割愛させていただきます。
どれもすごい面白い。
全部メインディッシュみたいなフルコース(笑)
特に私は「鬼畜」が好きなんですが、ドラマはビートたけし版を子どもの頃に見ていたのであまりの悲惨な内容に恐怖を感じていた記憶です。
この短編集は大体、男の身勝手が災いして殺人事件に‥というような内容が多いですが「鬼畜」は子どもが絡んでる分、より悲惨。
丁度、シェイクスピアの『マクベス』を読んだので昭和版貧乏マクベスって感じ。
そのなかで「投影」はちょっと異色で、正義感に溢れるストーリーで良い話。
傑作選だけあって、どれも素晴らしい短編でした。
図書館で借りましたが、コレは是非購入したい!
マクベス/シェイクスピア
光文社版マクベスです。
訳は安西徹雄氏。
この方の最後の訳業との事です。
シェイクスピアはセリフ回しが古臭いと舞台の台本形式なのでかなり厳しいのですが、コチラは読みやすい。
まず、あらすじ書きがめちゃくちゃカッコいいのでこのあらすじ書きを書いた方に私は賛辞を送りたいです。
内容もすごく好みですね。
いやあ、すごい好き。
武将のマクベスが冒頭の「ヘェェェェイ!」な魔女3人に唆されて闇堕ちしていく話。
今時のファンタジー系だと割と既視感アリな設定ですが、一昔前のRPGだったら激アツ設定ですね。
私は「LIVE A LIVE」の中世編のストーリーが大好きなのですがネタバレになるのでその辺にしておきますネ。
主人公闇堕ちネタが大好きなのですヨ。
まだ『ハムレット』しか読んだ事ないので、他の作品も読みたいですね。
ポアロに出てくる台詞が出てきたのも激アツでした。
コレは買ってよかった〜。
ではまた。