
瞳のなかの世界 -yuta okuda solo exhibition
某日、六本木ヒルズ。
このウィンドウに惹かれて、六本木ヒルズA/Dギャラリーへ。


奥田雄太の作品は、目をみはる鮮やかな絵具で構成されます。
混ざり合う絵具から生まれる偶発性とペンによる緻密な必然性を織り交ぜた世界が、繰り広げられます。
本展では、代名詞ともいえる”with gratitude”シリーズのほか、”children watching you”シリーズの新作を展示いたします。
奥田雄太/Okuda Yuta
1987年、愛知県生まれ。日本とイギリスにてファッションデザインを学んだのち、ファッションブランドでデザイナーとして活動。2016年にアーティストに転向した奥田雄太は国内での個展やグループ展に精力的に参加し、制作と発表を続けキャリアを築き上げている。
アーティスト転向後、計算した線のみで構成された細密画で表現していたが、ここ数年「偶然性」に重きを置いた”花”の作品を中心に発表を続けている。
作家はTAKEO KIKUCHIでの4年間の勤務を経て、2016年よりアーティストとして活動、という経歴。下のリンクのサムネイルが「線のみで構成された細密画」の作風ということだろう。

”with gratitude”シリーズ
「混ざり合う絵具から生まれる偶発性とペンによる緻密な必然性を織り交ぜた世界」。近寄ると、ふんだんに使われた絵の具による立体感がある。
そこからくるふしぎな躍動感。でも、画面からは重力が感じられず、ふわっと浮遊しているか、あるいは時間を一瞬止めたように見える。






咲き乱れる花々。


”children watching you”シリーズ
花の世界と、ポートレートが交錯する。


瞳の中に、世界が映る。
”children watching you”。描かれた一人ひとりの瞳のなかに、そこに映る世界に惹きこまれていく。






”……watching you”。
