ただ力強く美しく-飯沼英樹 新作展[VR/XR]@銀座 蔦屋書店
飯沼英樹 新作展「VR/XR」@銀座 蔦屋書店 (- 11/24)。
Vision Proにインスパイアされて
新作のシリーズを観ていく。
アーティストのステートメントを。
なにしろ、作品は「木彫り」なのだ。それも、(おそらくあえて?)粗く仕上げている部分がある。ステートメントのなかの「アンチテーゼ」という言葉と、ひょいと繋がってくる感覚もある。
高さは50㎝程度、価格は35~45万円というところだ。非常に心が動いてドキドキする作品があったが、やはり売約済みのシールが貼ってあった。
普遍的な女性の「媚びなさ」
ゴーグルをしていない、現代より過去の時代の女性たちは、その眼が多くを語っていた。
ただシンプルに「カッコいい」と、それだけを思う。
最近、アートについて、家に置いて毎日対話したい作品と、設置されている「場」に出かけて、作品世界のなかを彷徨うべく作品がある、と個人的に感じている(それについては、いつか記すと思う)。
わたしにとって本展の作品は前者で、作品たちからエネルギーを浴びていたいと願う。作家が一体一体に込めた、美しさと力強さ、から。