アートウィーク東京、11/7-11/10。
初日の11/7と、
1日おいて、11/9にも参加した。
さて、いよいよ最終日。巡回バスに助けられて、10ギャラリーを駆け足で回ることができた。
本稿はそれぞれのギャラリーの概要、展示の簡単な紹介を。
ルートD→C→Dを巡る
最終日も、出発は東京オペラシティ。始発10時のバスに乗ることができた。
新宿、原宿、六本木を巡るルートDから、六本木界隈で麻布、目黒から天王洲エリアを運行するルートCに乗り換えて一周し、再びDルートの最終便で東京オペラシティに戻ってきた。体感的には、あっという間ではあったけど、実は8時間も都内を巡ったことになる。
日動コンテンポラリーアート(D10)
Dルートで回りそこねていた、日動コンテンポラリーアートから。
国立新美術館の最寄りなのだけど、今回は、未知のギャラリーとの出逢いを優先したいので、美術館系は割愛した。
美術館前の坂を下る。「マンションのモデルルームのような入口で……迷われる方が多くて」が、バス発着所のスタッフさんの弁。
たしかに。意外な場所にあり、「モデルルーム」という表現にも、なるほどと思った。
訪ねたのは大正解。
手桶の中に、現地の風景や人々の営みのフィルムが投影される。水面と桶の淵に、美しく映りこむのがなんとも幻想的だ。
今までの展覧会と同様、特に印象に残ったものについては、後日個別で記事をアップしていくつもりだ。
Eルートを経てCルートに乗り換え
ホテルオークラ正面の、大倉集古館が重要なイベント会場になっていて(残念ながら時間の都合で、外観のみ)、そこは異なる路線の乗り換え地点でもある。
D10からEルートへの乗り換えは、歩いたほうが早そうだったので、六本木ヒルズ前のE4バス停まで歩き、乗り換え地点まで。
スタッフさんの被る白い帽子は、車中からも道からも、とても目立って、恰好の目印になる。そしてとても親切。
Eを経由して、無事にCに乗り換えた。C1の大倉集古館をスタート。
PGI(C2)
こんなふうに、東京タワーが間近。
歩道橋をのぼって、下りて、
ギャラリーへ。
今道子作品は、モノクロの画面に浮かび上がる魚の目と鱗の光沢に、ずっとドキドキしてきた。
コラージュは初めて観た。最近の取り組みだという。
作品に見入って、浸って……をしていると、体力も脳の容量も保てなくなりそうなので、会期中に再訪しようと決めて、次へ。
タケニナガワ(C3)
麻布十番は、ふしぎな街だ。超都心なのに、この、のどかな風景。
ギャラリーも、意外な場所にある。
カイカイキキギャラリー(C5)
AWTには、海外、それも英語圏の方がかなり多く参加している印象だった。そして、村上隆人気もあってか、
カイカイキキギャラリーには、多くの外国人もいた。
MEM(C6)
場所は恵比寿……の、一度ではなかなかたどり着けなさそうな場所。
でも、長い長い階段を上って訪ねて、正解だった。
あの作家のこの作品が、という出逢い。例えば、三島喜美代。
ポエティック・スケープ(C8)
バス路線は、目黒方面へ。
おしゃれなお店が並ぶ通りの、突き当りには、
居心地のよさそうな、このギャラリー。
リーサヤ(C9)
不思議な空間だった。
地域のイベント?の賑わいを見ながら、教えていただいた「うなぎ屋さんの角」を曲がる。
まさに、街角のギャラリーだ。
ミサシンギャラリー(C13)
バスは天王洲を経由。天王洲アイランドに素敵なギャラリーが数多くあることは、もちろん知っているけれど……
でも、降りてしまったら、そのままギャラリーの中を彷徨って、最終日のアート鑑賞は終了してしまう。
また来るから、と景色だけを眺めるにとどめた。
陽が傾く前の、最もコントラストが激しい時間帯。
とても急な坂道で、距離も結構あるけど大丈夫ですか? というスタッフの方に「大丈夫」と答えて、薬園坂をのぼっていく。
大使館のある通りで警備員の数も多かったので、撮影は控えた。
坂の上のほうから振り向けば、こんな感じ。
そこから横の道に入って坂を下った途中に、
そのギャラリーはあった。
海の底のような空間に、ひとり漂った。
ペース(C14)
Cコース最後の場所は、麻布台ヒルズ。周囲の景色が突然、華やかになった。
2フロアを使った、大規模な展示。スタッフの方が、どの来訪者にも非常に丁寧に感じよく説明をしていた姿も印象的だった。
コースを逆に辿ってDコースへ
雨が降ったりやんだり、という天候もあってか、陽はあっという間に落ちた。これ以上別のコースに進むことはできなさそうだと悟り、Eコース経由でDコースへ、戻り始めることにした。
さすがに車内も、少し混みあってくる。
ケンナカハシ(D4)
難しいかな、と思いつつ、最後になんとか回ることができたのが、新宿御苑近くのこのギャラリー。
ゲイバーなどの飲食店が入った、エレベーターのない、なかなか足元が不安げな階段をあがった、5階にある。
美しいのは当然として、多くのものが籠っている印象を受けて、思わず自分的に紐解きたくなったのだけど、
「東京オペラシティまで戻って、自分的にイベントを終了させる」というテーマを優先することにした。
ふしぎな建物といい、昼間はまた異なる印象だろうから、後日訪ねたい。
出発地へ。まとめは次回に
ギャラリーを後にして、
バスに乗り込んで、出発地でもあった、東京オペラシティへ。
書き込みをしては消し、また書いて……のパンフは、折り目もついて、いい感じの記念の品となった。
初回にして、「参加した!」という充実感でいっぱいになったけれど、「こうしておけばよかった」という反省点等もある。
次回は、それについて書いて、まとめとしたい。