老けない・病気にならない!AGE(終末糖化産物)について知る
身体はどうして老いるのか?
新陳代謝を繰り返すことによる遺伝子のコピーミスや身体の酸化も挙げられるが、
今回は糖化について考えたい。
身体が糖化するとどうなるのか?
血管が分厚くなる。
最近まで考えていた糖尿病では、血管に糖が流れてベタベタ内壁・ドロドロ血流で身体がどんどん残念な事になるのだが、糖化は血管そのものが硬くなるイメージだ。
血管を大切にして生きていきたい。
手や足の血管が詰まったら壊疽するし
目の血管が詰まったら失明
脳が詰まれば脳梗塞で
心臓なら心筋梗塞だ。
目に関しては白内障の原因ともなる。
糖尿病だった義父は目の水晶体を手術していたが、おそらく糖化が原因だろう。
血管が若いと、肌が若くなる=老いて見えづらい
AGEはタンパク質の本来の働きを阻害するんだけど、血管もコラーゲンというタンパク質でできている。
健常な高齢者の脳と比べて、アルツハイマー病患者の脳には約3倍のAGEが蓄積されていたという報告もある。
AGEが増える調理法
高温調理で爆上げする。
つまり揚げ物は危険なんだ。
ポテトフライ、トンカツ、エビフライ、、揚げ物って美味しいけど、老化しちゃうみたいだ。
メイラード反応を起こしたもの(糖質とタンパク質が結合するようなホットケーキや、肉を焼く時に茶色くなるものも含まれる)も多くのAGEが含まれる。
メイラード反応に関しては味噌作りで学んだが、タンパク質自体のメリットとAGEのデメリットを比較して許容範囲を見つけるといいと思うんだ。
ベーコンとバター、どうしたの?
以前学習した添加物の話でもそうだが、カリカリベーコンは超ヤバそう笑
鶏肉に関しては、皮に含まれる糖質とタンパク質が高温調理で結合した結果AGEが増えたのだろう。
蒸したり茹でたりレンジでチンするほうが、高温で調理するよりは控えめな数値になる。
いちいち気にしてたら食べるもの無くなっちゃうから、魚と大豆と鶏肉とブロッコリーで回しつつ、気分転換に赤肉がいい。
赤肉に関しては、常温で固体の脂(飽和脂肪酸)が多く含まれるのも体に悪い原因だろう。
それに対して、魚は不飽和脂肪酸で出来ているからいいね。
結果的に糖尿病を考えた時と同じ事に行き着いてしまう
ポリフェノール、イソフラボン、カテキン
赤ワイン、豆乳、お茶はとても良さげな事は周知されてるから深くは突っ込まない。
ぐびぐび飲もう。
寝る前に赤ワイン、健康にいいよね
赤ワインの中でもマルベックはさらにポリフェノールが多いよ。
緑茶は風邪予防にもいい。
AGE架橋切断活性とフェネル
体内のタンパク質と糖が結びつくことを予防することをAGE架橋切断活性というが、
ザクロに含まれるエラジタンニン
柚子のモノテルペンアルコールが有効だとする論文もある。
また、酸化タンパク質分解酵素(OPH)活性増強作用と共に優れているのがフェネルである。
私はフェネルティーが大好きだったんだけど、まさかこんな作用があったとは。
海外ではかなり身近なお茶。
美味しいよね
まとめ
揚げ物と糖質はやっぱり身体にわるい。
魚と大豆、最強説
フェネル、緑茶、ワインがいい。
誰かの健康運が上昇しますように。
読んだ本と参考
東京医科歯科大学教養部研究紀要第 51 号:43〜50(2021)
メラトニン関連インドール化合物の終末糖化産物(AGE)架橋切断作用
Cleavage effect of melatonin-related indole compounds on advanced glycation end product (AGE) cross-linking
勝又敏行*、丸山雄介**、奈良雅之*、服部淳彦**