【エッセイ】不安で眠れなかった日でも大丈夫、と自分が自分に寄り添う

わたしは頻繁に眠れなくなります。うつ病になってから些細なことで眠れなくなります。この症状が酷くなるのが就職活動をしているときです。

たとえば、明日10:00から面接を控えていると前日は緊張のあまり眠れなくなります。ベストコンディションで臨みたいのに、いつも緊張感で面接会場に着くときには疲労感がたまっています。面接を終えた晩、選考結果を待つ日々でもあれこれ考えてしまい寝つきが悪くなります。

しかしこれで良いのかもしれません。最近、そういうふうに考えるように意識を少しずつ変えるようにしています。具体的にどうこうするわけではありませんが、眠れなかった日はしょうがないよなぁ寝れなくても活動不能にはならないよね、と自分のことをなるべく客観的に見るように努めています。もちろん、毎回上手くいくわけではありません。実は今日もあまり眠れずに体調は良くありません。しかし眠れなかったから調子が優れないんだと思うだけでも何もわからないのとは違います。

それから最近わかったのが、不眠になるとネガティブな思考パターンに陥る傾向にある、ということです。思考パターンがみえると、自分の苦しみを幾分か俯瞰できるようになった気がします。

同じ事象に対して不眠のときとそうでないときには認知に違いがあります。不眠のときには交感神経が優位に働き脳は興奮状態です。これは、野生動物が身の危険を感じているときと同じような状態です。当然このようなときに物事を判断すればリスクに目が行きがちです。結果として悪い方に考えがちになります。

だから不眠で眠れなかった日は、自分がいまネガティブ思考パターンに陥っているんだな、とただ受け入れることが大切です。そこで自分を非難したりすると辛くなるので、その必要はありません。そして、眠れていないと思っても横になっているだけでも休めていると思うことも大切です。
※樺沢紫苑の以下の動画がおすすめです。

わたしが長年不眠に悩むなかでわかったのは、眠れないことが困るのではなくて、眠れない結果として翌朝からのパフォーマンスが悪くなることが怖いのです。実はこれは、わたしの〜すべき思考完璧主義が深く関係しています。パフォーマンスが良くないといけない、と考えているのです。パフォーマンスが良いに越したことはありませんが、パフォーマンスが悪い、イコールやる事ができないわけではありません。そして大切なのはやる事ができる事です。だからパフォーマンスを良くするために睡眠は大切ですが、それを義務的に考えて苦しいならば、その思考は自分には合っていないので、違うことを考えたほうが楽になります。

ここまで少しだけで自分の困り事について自分なりに考えて向き合っているつもりですが、もっと自分の苦しまないライフスタイルを模索したいと思います。

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