#1【読書】「頭のいい人が話す前に考えていること」要約と所感
誰向けの本か
自分の考えを意図したとおりに伝えて、人を動かしたい
何を伝えるべきなのか判断がつかない
どう整理して伝えたら説得力が出るのかわからない
本の内容
はじめに
どれだけ考えても、伝わらなければ考えたことにならない。
でも、「話し方・伝え方」だけでは人の心は動かせない。
じゃあ、どうすればよい?
必要なのは、話す前に立ち止まる勇気。
立ち止まり何を思考すべきか教えてくれる。
「知性」と「信頼」をもたらす7つの黄金法則
とにかく反応するな
人は怒っているとき、怒られている時に頭が悪くなる。
感情に任せて反応するので反応するな。
怒りが生まれてから理性が働くまで6秒かかる。
自分の発言で相手がどう反応するか冷静に考え発言する。伝わらないのは、話し方ではなく考えが足りないせい
話し方のテクニック(オウム返しなど)は、伝わらない本質ではない。
伝わらなければ話し方が悪かったのではなく、考えが浅かったと考える。知識はだれかのために使って初めて知性となる
真に頭のいい人は「賢いふり」ではなく、「知らないふり」ができる。
自分の知識の披露ではなく、「相手のためになるのか?」の観点で知識を伝える
「知性」と「信頼」を同時にもたらす5つの思考法
「客観視」の思考法
根拠を深くするコツ
自分と反対の意見や、統計データを考慮して思考する言葉の意味があいまい
相手に伝わったときに、言葉の定義の齟齬が無いようにできるだけ具体的な言葉を使う(例:ディスカッション:アイデアだし?議論?)過去の経緯や理由を知らない
成り立ちを知ることで、深い議論や人と違うアイデアが生まれる。
「整理」の思考法
結論から話す
結論=相手が一番知りたいこと
相手の聞くスイッチを入れてあげる。事実と意見を分ける
意見を事実のように話さない。
「傾聴」の思考法
自分の言いたいことではなく、相手の言いたいことを考えながら聞く
相手の話を整理しながら聞く技術
①ゴールの確認
②考えていることを伺う
③話を整理して、相手の意思決定を助ける
「質問」の思考法
質問の前に仮説を立てる
自分の意見・仮説をもって質問する。
つまり様々な角度から物事を考えて質問する(女性の立場だったら~~、新入社員の立場だったら~~)。
これにより、深い返答も期待できる
「言語化」の思考法
インパクトに残すための再定義
言語化の質を高める思考の方として、「〇〇ではなく、△△である」が使える。相手に印象深く伝えることも可能。言語化能力を高める習慣
ネーミング:特徴をとらえて名づけることで言語化能力が身につく
「やばい」「エモい」「すごい」はNG:思考せずに表現できてしまうので、あえて使わないことで脳の言語化能力が向上する
読書ノート・ノウハウノート:学んだことを言語化してまとめる
感想
話し方のテクニックではなく、考えを深める
黄金法則の⑤「伝わらないのは、話し方ではなく考えが足りないせい」は、心にダメージを追いました。
振り返ると、うまく伝わったプレゼンでは「熟考し、深くまで理解できている時」だったと感じる。
話し方のテクニックなどに頼らず、まずは自分の中で考えつくしておきたい
「整理」の思考法
結論=相手が一番知りたいこと。
つまり、相手が一番知りたいことを知っていなければ整理できない。
そこで私は、「話がうまい人は2つの観点で事前準備ができている必要がある」と感じた。
つまり、
①熟考し、内容を深く理解する
②相手が求めている内容のリサーチ
が必要だと考えられた。
なかなか難しいなあと思いつつ、本書ではポイントを明確にまとめているシートもついているので、明日から活用していきたいと思える。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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