ハルト

大手電機系メーカーで研究職。その傍ら新規事業立ち上げ中。 ビジネス書や小説の記録を書き…

ハルト

大手電機系メーカーで研究職。その傍ら新規事業立ち上げ中。 ビジネス書や小説の記録を書き残していく

最近の記事

#11【小説】「そして誰もいなくなった」ネタバレあり2分感想

ミステリーの最高傑作「そして誰もいなくなった」 読み終わった後、自然ともう一度読み直していた。 ネタバレ無しの感想は、こちら。 感想犯人自身の解説を読むまでは、完全に騙されていた。 見えてこない犯人像 「10人から次第に人数が減ってき、犯人が絞られてくるはず。 そして、最後の2人になったときは、犯人が分かるはずだ」 そう思って、最後の2人になる瞬間を待ち望んで読み進めていった。 でも、残り2人になったとき犯人はわからなかった。 いや、最後の1人になったときにも、犯人が

    • #11【小説】「そして誰もいなくなった」ネタバレ無し1分感想

      最後には、騙されたことに気付いて、ハッとさせられた。 全てがつながり、良い後味が読後に残った。 その時、自然ともう一度読み直していた。 ミステリーの最高傑作「そして誰もいなくなった」 あらすじ(ネタバレなし)孤島に招き寄せられた、他人同士の10人。 突如、10人の過去の犯罪を暴露する謎の声が響く。 そして、不気味な童話の可視通りに、1つずつ殺されていく。 島にはその10人しかいない。犯人は誰なのか。。。 感想(ネタバレなし)真剣に犯人を考えながら、読んだ。 でも孤島に呼

      • #10【読書】「新規事業の実践論」5分で要約と感想

        新規事業で「やるべきこと」「やってはいけないこと」を学べる書籍である。 要約初期チーム人数は2人が最善。コミュコストとマンパワーのバランス 顧客に300回はヒアリング。高速で、仮説・実証のサイクルを高速で回す リリース直後はマーケティングはするな。初期顧客を発見し大切にする 社内会議では、顧客の声を載せろ。正しい評価は顧客しかできない。 経営陣は、決裁権利を下す。 内容ピックアップ初期チーム人数は2人が最善 初期は、素早い仮説と実証のサイクルを回す必要がある。

        • #9【小説】「方舟」ネタバレあり5分感想

          読んでいる最中に、本当に鳥肌が治らなくなったのはこれが初めてだった。 ネタバレ無しの感想は、こちら。 感想まとめ閉鎖空間における緊張感と、ラストの衝撃。 ホラーは苦手だが緊張感を求め、また大胆だが辻褄はきちんと合うラストが好みの私には、とてもハマった小説だった。 ・自分だったら何を考え、どう行動するか? ・誰が死ぬべきなのか? について読んでいる間に考えることになった。 これについて書いていく。 私だったら、どうする?この極限まで緊迫した状況で、私は何をするだろうか。

        #11【小説】「そして誰もいなくなった」ネタバレあり2分感想

          #8【小説】「方舟」ネタバレ無し1分感想

          読んでいる最中に、本当に鳥肌が治らなくなったのはこれが初めてだった。 このラストの衝撃は一生もの。 しばらくこの作品を超えるミステリー小説には出会わないだろうと思った。 あらすじ(ネタバレ無し)「密閉空間」、「掴めない殺人犯」、「苦しい溺死の予感」 地震により地下閉鎖空間「方舟」に閉じ込められた9人の中には、数刻前に友人を殺した犯人がいる。 殺人動機も謎、証拠も少ない、次の殺人も起きるかもしれない。 1週間以内に脱出のための生贄を一人決めなければ、全員溺死してしまう。 「

          #8【小説】「方舟」ネタバレ無し1分感想

          #7【小説】「グレート・ギャツビー」1分ネタバレなし感想

          村上春樹が人生で巡り合った最も大切な小説をあなたに。 「グレート・ギャツビー」 あらすじ(ネタバレ無し)過去に愛し合ってした人を、取り戻す男の物語。 昔愛していた人は、すでに結婚していた。 しかし、その人は夫のことを愛しているはずがなかった。 まだ自分のことを過去のように愛しているはず。 そう信じて行動する、純粋で初心な男を描く物語です。 感想村上春樹の翻訳ということもあり、登場人物の雰囲気や状況描写を、美しく、そして皮肉やユーモアが入った表現になっています。 華やかなパ

          #7【小説】「グレート・ギャツビー」1分ネタバレなし感想

          #6【小説】「グレート・ギャツビー」ネタバレ感想

          村上春樹翻訳の「グレート・ギャツビー」を呼んだので、感想を書く。 村上春樹が人生で巡り合った最も大切な小説を、あなたに。 感想まとめ愛している人とまた結ばれたい。 そのためには、希望が小さくとも信じて準備する。 その準備は表立ったものだけでなく、陰ながら準備を行い、ついにその人と出会う。 全ては、デイジーのために。。。 最初はうさん臭さが漂うギャツビーだったが、 そのナイーブさに、読んでいる私ですら心を惹かれていく小説であった。 この小説は5ー6人の登場人物を中心に進ん

          #6【小説】「グレート・ギャツビー」ネタバレ感想

          #5【小説】「アルジャーノンに花束を」ネタバレあり感想

          ※ネタバレ無し感想はこちら こちらのページは自分の体験とチャーリーを重ね合わせながら感想を書き綴っている。 感想まとめ:別視点から自分を観察しているような気分に時々させられた。 特に、憎しみ・孤独の観点で共感できる部分が多かった。 人は、ネガティブな部分で共感できた場合、より深く感情移入してしまうのだと私は思う。 そして、今回はばっちりその例に当てはまっている。 だからこそ、ラストで涙なしに見られなかった。 悲しい物語ではあるが、この本に出会えてよかったと心の底から思う。

          #5【小説】「アルジャーノンに花束を」ネタバレあり感想

          #4【小説】「アルジャーノンに花束を」1分ネタバレなし感想

          こんなにも「出会えてよかった本」と思える本は他にありません。 私が小説好きになるきっかけをくれた本でもあります。 「アルジャーノンに花束を」 あらすじ(ネタバレ無し)知的障害者であるチャーリー・ゴードンは、科学的な手術によって天才的な知性を獲得する。その過程をチャーリー自身が経過報告として綴っていく小説です。 知性はすさまじいスピードで変化する中、今まで見えていた世界が全く異なったものに見えてくる。 友人だと思っていた人は、実は・・・。 尊敬していた人のに、実際は・・・。

          #4【小説】「アルジャーノンに花束を」1分ネタバレなし感想

          #3【読書】「Q思考 -シンプルな思考で本質をつまむ思考法」要約と所感

          誰向けの本か画期的なアイデアを生みたい 問題の本質を掴めるようになりたい 本の内容はじめに 問題を画期的なアイデアで解決したい。 しかし、いつも自分のアイデアにしっくりこない。 どうして、あの人のアイデアはいつも課題に対してまっすぐで画期的なのだろうか。 それは、問題の本質を見抜いており、本質を掴んだアイデアであるから。 この本は、本質の掴み方を教えてくれる。 問うことの大切さ 「イノベーションの実現」「新興企業の立ち上げ」「画期的な解決方法」。 全ての偉業は、あ

          #3【読書】「Q思考 -シンプルな思考で本質をつまむ思考法」要約と所感

          #2【読書】「アウトプット大全」要約と所感

          新卒サラリーマンの書評。 今回は、長い間書店に並び続けている「アウトプット大全」を紹介する。 誰向けの本か インプットはしているが、記憶に定着せずに流れていってしまっている人 自己成長して、今を変えたい人 情報発信をしたいと思っている人 目次 本の内容アウトプットの基本法則 本書の最初にアウトプットの基本法則が書かれており、脳科学的な根拠も示されている。 具体的なアウトプット方法 具体的に80個くらいアウトプットの方法が書かれているのも、この本のすごいところ

          #2【読書】「アウトプット大全」要約と所感

          #1【読書】「頭のいい人が話す前に考えていること」要約と所感

          誰向けの本か自分の考えを意図したとおりに伝えて、人を動かしたい 何を伝えるべきなのか判断がつかない どう整理して伝えたら説得力が出るのかわからない 本の内容はじめに どれだけ考えても、伝わらなければ考えたことにならない。 でも、「話し方・伝え方」だけでは人の心は動かせない。 じゃあ、どうすればよい? 必要なのは、話す前に立ち止まる勇気。 立ち止まり何を思考すべきか教えてくれる。 「知性」と「信頼」をもたらす7つの黄金法則 とにかく反応するな 人は怒っているとき、

          #1【読書】「頭のいい人が話す前に考えていること」要約と所感