『レーエンデ国物語』多崎礼さん②
第四章まで読みました。途中ですが感想をメモ代わりに。
何より世界観を緻密に創り上げているところが素晴らしいと思いました。
上橋菜穂子さんの『精霊の守り人』『獣の奏者』のような印象を持ちました。安心してレーエンデの世界に導かれていけます。
思ったよりずっと恋愛要素というかロマンスの香り高い小説です。
著者はそれを大切なテーマにしているのでしょう。
心理描写の仕方に特徴があると感じました。
三人称複数視点で、自由間接話法を採用しているようです。
三人称なのに視点人物の気持ち、心理が引用無しで地の文に書かれるパターンです。私もこの書き方をしているせいか、違和感なく読めました。
今日は感想なのに少し理屈っぽいことを書いてしまいました。
ヒットしているファンタジー小説の秘密が気になったもので。
この後は、物語を存分に楽しもうと思います。