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人の形を手に入れるまで

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解離性人格障害を拗らせた私。自己意識は外殻のように膨らんで音は遠く、見える世界はプールの底から見る揺らいだ湖面のようだった。これは、境目を見失った私が人としての外殻を取り戻すまで…
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#メンタル

7:現在の解離状態とのお付き合い

マガジン「人の形を手に入れるまで」の7話目です。箸休め的なお話ですが、まだ前書きを読んで…

5:侵食される人の形

マガジン「人の形を手に入れるまで」の5話目です。まだ前書きを読んでいない方は、こちらから…

4:母という人間性と私の関係性

マガジン「人の形を手に入れるまで」の4話目です。まだ前書きを読んでいない方は、こちらから…

3:父という人間性と私との関係性

マガジン「人の形を手に入れるまで」の3話目です。まだ前書きを読んでいない方は、こちらから…

2:板挟みの親子関係

マガジン「人の形を手に入れるまで」の2話目です。まだ前書きを読んでいない方は、こちらから…

1:「子供らしくある」ということ

マガジン「人の形を手に入れるまで」の1話目です。まだ前書きを読んでいない方は、こちらから…

人の形を手に入れるまで:0

世の中の人が感じる「喜び」や「怒り」。それらを実感として感じられずに過ごした20余年の人生。 大学生のころ、乖離性人格障害とうつ病と診断され、初めて「今まで感じたすべての世界がプールの底から眺めるようなものだった」ことを知りました。 「人の形を手に入れるまで」 これは、私がどうして「乖離」という自己防衛に至ったのか、何をきっかけに欝になってしまったのか、その後の現実を生きるため身の回りの環境をどのように処理していったのか、などを半小説、半エッセイとして書き綴るものです。