人の形を手に入れるまで:0
世の中の人が感じる「喜び」や「怒り」。それらを実感として感じられずに過ごした20余年の人生。
大学生のころ、乖離性人格障害とうつ病と診断され、初めて「今まで感じたすべての世界がプールの底から眺めるようなものだった」ことを知りました。
「人の形を手に入れるまで」
これは、私がどうして「乖離」という自己防衛に至ったのか、何をきっかけに欝になってしまったのか、その後の現実を生きるため身の回りの環境をどのように処理していったのか、などを半小説、半エッセイとして書き綴るものです。