7:現在の解離状態とのお付き合い
マガジン「人の形を手に入れるまで」の7話目です。箸休め的なお話ですが、まだ前書きを読んでいない方はこちらからご覧ください。
時系列から少し外れてしまいますが、箸休め的に今回は私の今の状態についてお話ししたいと思います。(あんまり昔話が続くのもですね…)
大学を卒業し、紆余曲折あって親元を離れ就職。就職した土地で知り合った男性と28歳で結婚、30歳で出産。現在は34歳既婚、一児の母をしております。
仕事を始め、20歳から3年半ほど患ったうつ病は軽快。しかし「解離」についてはいまだに健在で、病的とは言いませんが時折顔を覗かせてきます。
これはおそらく、解離して精神を守っていた期間が長すぎて、「防衛」の第一選択肢に「解離」という手段が落とし込まれ、私の気質になってしまったのでしょう。
例えば嫌なことがあっても、「なんで!」「腹立つ!」と思う以前に感情回路が断線し、一切の感情が湧かなくなるのです。
この反応は良くも悪くもあって、理不尽なことにも冷静に対応できる反面、解離が進みすぎると相手の情緒面への配慮ができない欠点がありました。
「この人はこういうロジックで怒っているのだな」と一線引いて反応するため、感情的な一次反応を求めるタイプとの相性は最悪。(1つ前の職場ではこれが原因でパワハラを受けましたが、それはまた別に書くことにします)そういうタイプと関わると、感情が湧かないにもかかわらず「感情的な反応が最適解」なので、内面感情と表出感情に大きな差が出てしまうのです。(最終的にはそれで勝手にパンクします)
なので、うつ病が落ち着いた現在のメンタルセルフケアは「解離深度のコントロール」が基本です。
深く解離しなくても付き合える友人、本音を言える家族関係の構築、解離が起きる相手とは距離を取って接するなど、病的状況に陥らなくてもいいよう、日々人間関係に注意を払っています。(なんとかうまくいってるので、この方向性でしばらく付き合う予定です。)
その為、私の書く記事は「ロジックで考えられたもの」に偏りがちだと思います。ですから、出来るだけ私以外の「現場のスタッフ」の声を反映させながら記事を書いていきたいな、と思っています。今後とも、読んでいただけると幸いです^ ^