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ドーナツが食べたいんだ

美味しいもの全般、お菓子全般が好きなので、ドーナツを特にひいきしているわけではありません。
しかし何故か今年の秋冬はドーナツを無性に欲したので、備忘録も兼ねてお気に入りのドーナツベスト3を紹介します。


🔴「MY PICNIC(マイピクニック)」のドーナツ

・昔懐かしいけどヘルシーなホームメイド
・ドーナツ専門店、店舗を持たない

昭和のお母さんが作っていたドーナツのような見た目。素朴さ、懐かしさ、親しみを覚えます。ドーナツの穴の部分も愛らしい。

外カリッ中フワッ。味わいは、昭和のものとは違うなぁと思います。お砂糖まみれですが、生地は甘くないのでバランスが良い。シナモンシュガーの甘さが引き立ちます。冷めても油がべっとりしない、サクッと軽くて上質な感じ。

作り手が1人で注文を受けてお客さんにお届けするドーナツ専門店で、店舗を持っていません。カフェなどに定期的に卸しており(インスタで告知されます)、私は虎ノ門ヒルズの「Allpress Espresso」で購入しています。

仕事帰りの時間帯は完売していることが多いので、午後から出社する前に寄っています。2023年に初めて食べましたが、定期的に恋しくなる味なのです。虎ノ門価格なので、1つ600円するんですけどね!

コンビニやスーパーにも美味しいドーナツやお菓子がたくさんあるので、専門店の価格に「高いなぁ」と思うこともあります。
でも材料にこだわり、手間暇がかかっていることがわかる味なので、値段に見合わないとは思わないです。たまのご褒美ね。

テイクアウトしてトースターでリベイクしたらさらに美味しかった。
「Allpress Espresso」の店内で「温めてもらえますか?」と聞いたら、優しい日本人女性の店員さんが「電子レンジしかないんですけど…」と、レンジで少し温めてくれたことがありました。(別の時に、違う店員に聞いた時は「温められない」ときっぱり断られた。)

できればリベイクがおススメ。いつかアツアツ揚げたてを食べてみたいなぁ。時間が経てば経つほど、どうしても味が落ちます。お昼に食べるのと、夜に食べるのとでは確実に味が違います。

「Allpress Espresso」とコラボした、エスプレッソグレーズドドーナツも美味しかった。しっとり。

コラボメニューはひとつ700円。
じっくり味わうよ。


🔴「餡焚き屋中井」の「雷ドーナツ」

・ドーナツの中にあんこ餅
・生地もあんこもしっとりなめらか

大阪の和菓子屋さんのあんドーナツ。東京在住の私は「東京蚤の市」で出会いました。名物は「雷ドーナツ」

「めだかやき」も美味しい(鮎のミニ版)

いわゆる「あんドーナツ」ですが、お餅にくるまれた餡子が入っています。求肥ではなく、普通のお餅です。ドーナツの中に小さな大福が入っているようなイメージ。このバランスがクセになります。生地もしっとりしていて絶品。

チョコレートがけ(期間限定品)
和と洋のバランスが最高

「東京蚤の市」で買った分だけじゃ足りず、ついに通販しました。「餡焚き屋」と言うだけあり、あんこがしっとりなめらかで本当に美味しい〜。


🔴「I’m donut ?(アイム ドーナツ)」の生ドーナツ

右下が生ドーナツ(フレンチクルーラー)

・生ドーナツ(元祖)
・可愛くて美味しい

元祖・生ドーナツ専門店の「I’m donut ?(アイム ドーナツ)」。ずっと食べてみたいと思っていましたが、表参道店は行列が絶えず、という噂。根性がないので並ぶのは嫌だ。

数年前に福岡へ旅行した際、系列店のパン屋「アマム ダコタン」をたまたま通ったら朝から大行列で、びっくりというよりもどん引きした記憶です。

今年の秋、体調が悪くて御茶ノ水の某クリニックへ初めて行ってみようと出かけたのですが、現場まで行って、入口で臨時休業のお知らせを見て泣きたくなったことがありました。

でも「せっかく御茶ノ水まで来たんだから!ただでは帰らない!」と、近くに系列の「dacō(ダコー)」(「I’m donut ?」の生ドーナツも扱うパン屋)があることに気づき、行ってみたら数人しか並んでおらず、せっかくだからと買ってみました。日曜の朝イチ、15分ぐらい並びました。許容範囲内。

なぜ行列になるのか判明しました。陳列棚、レジ周りがオシャレな作りゆえに狭く、回転の悪さが異常。効率の良さ無視、というか逆に話題性のために行列させることを狙ってわざとこういう作りにしたのだろう。なるほど、ビジネスとして正解ですね。

下記記事より拝借。棚が迫り出しているので、人が並ぶスペースが少ない

「どう見ても生ではないのに、生とはいかに?」という疑問が解決。噛むとつぶれそうな勢いで柔らかでしっとり、通常のドーナツ生地とは別物だと言うことがわかりました。美味しい。

クリニックへ行ったはずがドーナツを買って帰るという謎事態に。でも行って良かった。
可愛くて親切な店員さんが、「最近は行列も落ち着いてきたので、またぜひ」と声をかけてくれたので、そのうち再訪したいな。

なお、麻布台ヒルズの「%ARABICA(アラビカ)」というオシャレなコーヒー屋さんでも、「I’m donut ?」を買うことができます。数種類しか入荷していないし、昼12時からの販売スタートで夕方には無くなってしまいますが。

アラビカ、フラットホワイトも美味しい

行列のできる人気店の生ドーナツを、並ばずに買えるという点でお得かも。

🔸おまけ「SOBAP(ソバープ)」

「I'm donut?」や「dacō(ダコー)」と同じオーナーシェフが手掛ける、そば粉クレープ「SOBAP(ソバープ)」(グランスタ東京店)も美味しかったです。

そば粉生地がしっとりしっかりしている。ピスタチオクリーム味を食べましたが、クリームがふわふわ、中にベリーのソースも入っていて酸味がアクセントです。
ミニサイズのクレープって、ありそうでない感じ。さすが目の付け所が良いなぁ。5口ぐらいでペロリです。

ギフトボックス(4個~)が用意されており、買い食いよりも手土産需要が高そう。これは喜ばれますね。

ピスタチオ(360円)
出社前にモーニングクレープをキメた
朝の時間帯は種類が少ない


🔹ドーナツと似て非なるお菓子

🔸オリーボーレン&クラップフェン

ドーナツのルーツってなんだ?と調べてみたら、wikiによるとオランダらしい。

ドーナツの原型は、オランダの小麦粉・砂糖・卵で作った生地を酵母で発酵させ、ラードで揚げたボール状のオリーボーレンという菓子だとされており、オランダ人はこれを「オリークック(Olykoek)」と呼んでいた。


なるほど、「オリーボーレン」が原型なのか。日本ではメジャーなメニューではありませんが、「ジャックインザドーナツ」のものが好きです。

公式サイトより

ドイツの「クラップフェン」と似ている。空気を含むので口当たりがふわっと軽く、レーズンなどドライフルーツが入っていて、粉砂糖まみれ。甘い。
国が違うだけで、中身は同じような。

「クラップフェン」はドイツ系のパン屋さんで見かけます。あまーくてクセになっちゃう魅惑の味。

ヒンメルの「クラプフェン」(公式サイトより)


🔸マラサダ

ハワイ好きにはたまらないのがマラサダドーナツ。日本でも売っているので、ハワイを感じたい時には便利なハワイアイテム。

公式サイトより

一番有名なのは、みなとみらいの「レナーズ Leonard’s」(本店ハワイ)でしょうか。ピンクのパッケージも可愛くてハワイの風を感じます。美味しい普通のドーナツではありますが、ハワイのメニュー!と思うだけでテンションが上がるマジック。

今年の春にスタバで食べたマラサダ(メロンクリーム)。本来のマラサダとは別物な感じ。やっぱり揚げたてのシンプルなシナモン(クリーム無し)が一番好き。
あー、ハワイ行きたい!

マラサダ(メロンクリーム)


🔸ベニエ

フランスのお菓子で、あまりメジャーではないかもしれません。wikiには「生地を油で揚げた、ドーナツに似たペイストリー」とあります。形はフィナンシェ寄り、正方形に近いけど。ドーナツより、さっくりしていて軽いです。

私がベニエを知ったのは、現在は日本から撤退してしまった「カフェデュモンド」というカフェでした。アメリカ・ニューオリンズ発祥のカフェチェーンで、揚げたてアツアツのベニエの美味しさに感動したものです。

「チコリコーヒー」という、野菜のチコリーが入った珈琲も名物でした。チコリーのほろ苦さが本当に感じられて、不思議な味わいだけどクセになる。

2018年に日本から撤退しちゃって、とっても残念。調べたら出資はダスキンでした。ミスドに比べたらマニアックかもしれないけど、それなりに賑わっていてファンは多かったと思うんだけどな。

先日、コストコの商品を仕入れている下北沢のSTOCKMART (ストックマート)」で、「ココアヘーゼルナッツベニエ」というものを見かけたので買ってみました。

私の知るベニエではなかったけれど、ふわふわ生地で、ココアヘーゼルナッツのクリームが濃厚で、めっちゃ美味しかったです。
アメリカ風ベニエ、って感じなのかな?

「STOCKMART」では5個入りで売ってました。


🔹ミスタードーナツ

やっぱり永遠のスタンダード。今後の人生で1つのお店のドーナツしか食べられません、って言われたら(そんなの絶対嫌だけど)、ミスドを選ぶと思います。

昨年、山下達郎のライブで「ドーナツ・ソング」を聞き、無性に食べたくなって買ったミスドが格別に美味しかったです。ドーナツがさらに美味しくなっちゃう、達郎さんの音楽は魔法。

🔹クリスピークリームドーナツ

なんだかんだオリジナル・グレーズド最強説。甘くてふわっふわで、口に入れると癒やし。

2006年に新宿1号店ができた時、常に長蛇の列だった。若かったので、並んでみようという好奇心がありました(平日で列が短かった時に)。

並んでいる時にサービスでくれる、焼き立てあったかのオリジナル・グレーズドが一番美味しかったかも、と今だに思う(笑)

今やNewDays(駅のコンビニ)でも買えるようになりました。

見た目に惹かれて季節限定品にも目を奪われますが、結局シンプルなスタンダードな味が一番安心する。

ハロウィン限定




そんなわけで2024年秋冬、私の中で激アツのドーナツたちでした。

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