入社1年目で、2事業部を横断するマーケティングにチャレンジ
川島 舜平(Shunpei Kawashima)Astream事業部 マーケティングリーダー
2020年1月、大学2年生時にインターンとして株式会社Aへジョイン。2021年6月まで在籍し、その後知見を広げる目的でスタートアップ2社でインターン。新卒で化粧品メーカーの日本ロレアル株式会社へファイナンス職として入社。2023年6月、株式会社Aへ再入社。現在は、2つの事業部のマーケティング戦略立案から実行管理までを主導する。
「狭く深く」より「広く深く」事業に携わりたい
ーー川島さんは新卒で、世界中で事業を展開する化粧品メーカーへ就職しています。なぜ株式会社A(以下、A Inc.)へ再入社したのでしょうか?
20代のうちから、経営に近い環境で働きたいと思ったからです。
新卒入社した会社で私が任されたのはファイナンシャルコントローラーというポジションで、財務レポーティングや予算策定など、財務・経理の専門性が求められる仕事でした。さまざまな学びが得られた一方で、プロフェッショナルとして「狭く深く」を突き詰める世界だとも感じました。
私は大学講義などを通じて経営に興味を持つようになり、20代のうちから経営の感覚を身に付けたいと考えていました。そして、経営の意思決定を支えるのはファイナンスであると考え、新卒ではファイナンス職の職種別採用でロレアルに入社いたしました。グローバルレベルのファイナンスに触れながら、様々なプロジェクトにも参画させていただき、非常に学びの多い日々でした。しかし一方で、さらにビジネスサイドにも一歩踏み込み、よりジェネラルに事業運営に携わりたいという想いが、沸々と湧いていました。
そんなあるとき、A Inc.の代表取締役CEOである中嶋と再会する機会がありました。私がインターンを卒業してからのA Inc.の成長や今描いている未来について話をお聞きし、非常にワクワクしましたし、自分自身のやりたいことと重なるとも感じましたね。その後、中嶋だけでなくCOOの出嶋とも話し、私が抱いていた率直な想いについても聞いてもらいました。
対話を重ねるなかでA Inc.ではインターン時代、社員と同じ裁量権を持たせてもらい、さまざまな領域へチャレンジできたことをふと思い出しました。最初に任される仕事は一つかもしれないですが、結果を出せば立場に関わらず、携われる領域が拡大します。A Inc.であれば、事業全体に「広く深く」携わり、若いうちから経営的な視点が身につくのではと感じました。
最終的には、「一緒にA Inc.の未来をつくろう」と言っていただいたこともあり、A Inc.への再入社を決断しました。
入社半年で、2事業部にわたるマーケティングに挑戦
ーー現在の業務内容を教えてください。
メインとしては、Astream事業のマーケティングリーダーとして、戦略の立案から実行、チームメンバーのマネジメントまで担当しています。また、SNSマーケティング事業のインバウンドマーケ強化も主導しています。
ーー入社してまだ1年経っていませんが、広い範囲を任されているのですね。
そうですね。
入社して最初に任されたのは、Astream事業のマーケティングでした。当時はマーケティングチームを立ち上げたばかりで、私とインターン生1名との2名体制でした。効果測定のデータ基盤を整えつつ、Google広告やLP修正など具体的なマーケティング施策にトライしていきました。不足する専門知識は、外部のマーケターの方に教えていただきながら補い、少しずつ結果の出せる体制を整えていきました。
ある程度体制が整ったところで、マーケティングチームが一気に10名ほどに増え、私はリーダーとしてチームメンバーのマネジメントも担うようになりました。リソースが増えたこともあり実行できるマーケティング施策が増え、事業部全体の下半期のリード数・商談数を対上半期で1.5〜2倍まで伸ばすことに貢献できました。
その功績が評価されてか、「SNSマーケティング事業」のマーケティングも任されたのが入社してから半年ほど経ったころでした。今は、Astream事業のマーケティングで培ったノウハウを、SNSマーケティング事業にも展開し、安定的にリード・商談を創出し、売上をつくれる体制を整えているところです。
ーー川島さんは、裁量権についても重視されていました。前職との違いを感じる部分はありますか?
前職の場合、自分で考えて決められる範囲がどうしても限られていました。一方A Inc.では、戦略策定から実行まですべて任せてもらえており、予算の投下先の振り分けだけでなく、新規チャネルの開拓なども積極的にチャレンジしています。自分の意思決定が影響を与えられる範囲が非常に大きいと感じます。
入社して1年経っていませんが、すでに合計で数千万円単位の予算を任されており、その金額の大きさからもA Inc.の裁量権の大きさを感じます。20代前半にここまで任せてくれる環境は、なかなかないのではないでしょうか。
20代前半でマネジメントを経験し、理想のチームづくりに奮闘
ーー大きな裁量権をもつということは、そのぶん責任も大きいかと思います。プレッシャーには感じないのでしょうか?
もちろん、大変なときも多々ありますが、一つひとつの仕事が学びになり、着実に成長できている感覚があるので苦ではないです。計画通りにいかないことは当たり前で、いちいち気にせず、スピーディーに次の手段を考案し実行に移すよう心掛けています。
ーー入社してもっとも大変だったのはいつなのでしょうか?
マーケティング組織が一気に増え、チームのマネジメントを任されたときです。入社4ヶ月くらいのころでした。
マネジメント自体が初めてで、これまで自分で手を動かしてきた広告出稿、LP修正といった業務を任せることが難しかったのです。また、チームメンバー同士の連携がうまくいかず、いつの間にか各施策が部分最適化してしまい、なんとなくで進んでしまっている状態になってしまったのです。このままではまずいと思い、事業部長や人事部長に相談をし、現状の整理と課題の抽出を手伝ってもらいました。
その結果、大きく2つの取り組みを始めました。まず一つは、目的と目標の明確化です。これまでは曖昧な指示で業務を依頼することも正直多かったですが、マーケティングチームのミッションや各チャネルの目標に対して、任せる業務がどうつながるのかまで、整理して伝えるようにしました。その結果、各担当者の目指す方向が統一され、施策全体に一貫性が出るようになり、任せやすくなりました。
もう一つは、チーム内のコミュニケーション頻度を増やしたことです。これまでは、私とチームメンバーとが個別で話す機会は多くありましたが、チームメンバー同士で話したり、チーム全体で話す機会は限られていました。そこで、全メンバーが参加する全体会議や、インターン同士で学びを共有する時間をつくりました。その結果、業務中に連携しやすくなったことに加え、メンバー間でのコミュニケーションが増えて互いに学び合う文化も徐々に生まれたのです。
専門領域を確立し、事業づくりにチャレンジしたい
ーー今後の展望を教えてください。
いくつかの段階にわけて考えています。まず一つ目の段階としては、現在携わっている業務を通して、BtoBマーケティングを武器にしたいと考えています。ちょうどA Inc.では、マーケティング責任者のポジションが空いていますので、そこを目指しながら、スキルを身につけるつもりです。
自分の専門性を確立したあとは、事業開発に挑戦したいです。何に取り組むのかは、そのときにならなければわかりませんが、A Inc.のビジョンにマッチした新しい事業に挑戦できればと考えています。たとえば、AIのような最新のテクノロジーを活用し、より快適な社会をつくるサービスには興味があります。スケールの大きな課題にチャレンジし、大きなインパクトが与えられる事業に挑戦したいです。
また、日本が持っている観光資源やIPなど魅力的なアセットを世界に発信し、日本のプレゼンスを高めるような仕事にも非常に興味があります。
ーーA Inc.はどのような会社だと思いますか?
矛盾するように聞こえるかもしれませんが「刺激」と「居心地のよさ」の両方を兼ね備えた会社だと思います。
刺激については、会社のフェーズによるところが大きいです。A Inc.は新しい事業をどんどん立ち上げており、社内では毎日新しいことが起こっています。激しい変化についていきながら仕事をするなかで、自然と刺激をもらえ、ワクワクしながら仕事をできる環境があると思います。
居心地のよさについては、一緒に働く人によるところが大きいです。A Inc.では多様なバックグランドを持つメンバーが働いており、互いをリスペクトし相手の意見を尊重するカルチャーがあります。「ここでなら自分の意見をしっかり表明できる」という安心感があり、私自身も自分のやりたいことをピュアに発信できています。2つの部署にまたがって仕事ができるようになったのも、私の希望を汲んで背中を押してもらった結果でした。
ーーA Inc.では、どのような人が活躍できると思いますか。
チャレンジしたい人にとっては、活躍できるフィールドがあると思います。会社は、各人の目指すキャリアを尊重し、必要なスキルが身につくように大きな裁量権を与えてくれます。自分の目指す目標や夢に向かって、最速で走りたい方はぜひ一緒に仕事ができるとうれしいです。