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時空の輪廻転生物語

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屋久島・種子島を中心モデルにした青年漫画風小説。「時空の森羅万象物語」の続編です。
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2024年9月の記事一覧

#時空の輪廻転生物語 第Ⅴ章第57節

#時空の輪廻転生物語 第Ⅴ章第57節

今節にて第Ⅴ章が終わり、次回から第Ⅵ章へと入って参ります。

もう章も半分が終わり、なんだかんだであっという間でしたが、まだ先は長いので今までと同じくらいのペースで投稿していけたら良いかなと思います。

鏡祐の考えている通り、歴史的な資料等にも屋久島(虹野島のモデル)にニホンオオカミがいたという記述は存在しないようです。

屋久島には今現在も数多くのヤクシカが生息していますが、それだけ数が増えたの

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#時空の輪廻転生物語 第Ⅴ章第56節

#時空の輪廻転生物語 第Ⅴ章第56節

今章は少し短めではありますが、次節までで一旦終了となります。

今節は会話文が多いのでさっと読めるかと思いますが、相変わらず誓也の話が少しややこしいかもしれませんね。

今章が終わったら、久しぶりに #夢筆の抽象画 を投稿しようかと思います。

今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございます m(_ _)m

#時空の輪廻転生物語 第Ⅴ章第55節

#時空の輪廻転生物語 第Ⅴ章第55節

ケアルビムは存在自体が(ティアの力によって)影のようなものになってしまっているので、光と影による陰影が付けられず、のっぺりとした姿になっています。

ケアルビム自身は少しややこしい言い方をしていますが、元々第Ⅳ章に出てきたバルイーラ達が地球を支配していた頃、ケアルビム達の種族も同時代を生きていたという事です。

そしてティアが地球にぶつかった際に宇宙空間に投げ出され、後に月となる地球とティアの破片

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#時空の輪廻転生物語 第Ⅴ章第54節

#時空の輪廻転生物語 第Ⅴ章第54節

今節では少しネガティブな内容が展開されておりますので、そういったものが苦手な方はご注意ください。

夢考察の記事を読んでくださった方にはお分かりいただけたかもしれませんが、今節にて薫楼が迷い込んでいる世界はLiminal SpaceやThe Backroomsの空間を意識しています。

(あとは孤(独)地獄のようなイメージも、少しだけ取り入れています。)

もし著者がこんな空間に放り出されたら、あ

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#時空の輪廻転生物語 第Ⅴ章第53節

#時空の輪廻転生物語 第Ⅴ章第53節

今節では誓也が色々と話をしてくれているので、解説としてわざわざ書く事があまりないので、ちょっと雑談を。

何の話かというと、時空物語も半分まで来ましたので、この連載が終わった後に何をやるつもりなのかという事の雑文ですね。

一応予定としましては、前々から時々書いておりました「ゲーム制作の話」が中心になるかと思います(まだ確定ではありませんが)。

実は「ゲームを作りたい」と考え始め、ウルフRPGエ

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#時空の輪廻転生物語 第Ⅴ章第52節

#時空の輪廻転生物語 第Ⅴ章第52節

時空物語も半分まで来て、実は続編では初登場(少なくとも挿絵では)の葵さんですが、見た目が結構変わっております。

多分、服装から見るに仕事から帰ってきたばかりといったところでしょうが、とにかく髪が重そうですね;

ヴィンテージもののテディベアの中には、ものすごい値段がつくものが存在しているそうです。

織姫さんがテディベア好きなのはシンプルに趣味というだけなのですが、彼女達が本当にただ"普通"の人

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#時空の輪廻転生物語 第Ⅴ章第51節

#時空の輪廻転生物語 第Ⅴ章第51節

今章は、前節の段階で分かったかと思いますが、薫楼がメインのキャラクターですね。

冒頭から早速不穏な空気が流れていますが、しばらくお付き合いいただけますと幸いです。

今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございます m(_ _)m

#時空の輪廻転生物語 第Ⅳ章第50節

#時空の輪廻転生物語 第Ⅳ章第50節

鏡祐が初めてバルイーラと出会った直後に見せられた草原と青空の風景は、もしバルイーラが本来の仕事を果たした未来があったとしたら見る事が出来たかもしれない、再生された自然の風景(の予測)みたいなものです。

そしてサク大佐やサットヴァが生きていた世界は、その再生された自然の中でも尚争いを止めない人間が存在し続けている別のパラレルワールド的な世界でした。

#時空の輪廻転生物語 第Ⅳ章第49節

#時空の輪廻転生物語 第Ⅳ章第49節

神護の元の目や髪の色が茶色なのは、精錬された鉄ではなく、鉄の元になる鉄鉱石が黒みがかった茶色(鉄鉱石の色は産地や環境などによって様々)である事をイメージしているからです。

あともう一つ、雷が落ちた場所に極稀に出来る閃雷岩というガラス質の石のイメージもあります。

(聖の目の色が灰色なのは、土そのものというよりも冥土や冥界、地下世界などをイメージしているからです。)

正編の第32節で書いたような

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#時空の輪廻転生物語 第Ⅳ章第48節

#時空の輪廻転生物語 第Ⅳ章第48節

今章のお話に登場したバルイーラとリムレは、例の如くA.E.ヴァン.ヴォークトの作品に登場する宇宙生命体をモデルにしています。

バルイーラは短編集『終点:大宇宙!』に載っている「休眠中」という物語に出てくる、イーラという自身の存在意義を忘却してしまった奇妙な生命体(?)から。

リムレは『宇宙船ビーグル号の冒険』に出てくる、リームという精神攻撃(これが悪意あるものだったのか好意から行なったものだっ

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#時空の輪廻転生物語 第Ⅳ章第47節

#時空の輪廻転生物語 第Ⅳ章第47節

今節では、普段どちらかと言うとあまり言葉を発さない傾向にある神護が話しまくっています。

宿命物語の方でも今回のものに少し近い場面があったのですが、著者が書いている物語では「魂の力を通して他者に意思を伝える」ような事が度々行なわれます。

(余談ですが、今回初めて描いた白黒の挿絵も味がある感じになって楽しいですね。

 あと神護が持っている現実に存在する有名な絵本『100万回生きたねこ』に関するお

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#時空の輪廻転生物語 第Ⅳ章第46節

#時空の輪廻転生物語 第Ⅳ章第46節

リムレ達のネットワークが云々と言っている箇所は、人間以外の生物にもそれぞれ固有のネットワークがあるというところから考えたものです。

(勿論、人間が用いるインターネットという概念も大いに参考にしています)。

例えばアリやハチがそれぞれに役割を持ち、あちらこちらを回って一つの巣に得物を集める習性。

例えばイルカやコウモリが特殊な音声や超音波を放ち、物との距離を測ったりコミュニケーションを取ったり

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#時空の輪廻転生物語 第Ⅳ章第45節

#時空の輪廻転生物語 第Ⅳ章第45節

今節は(龍神事件の前の)幼い頃の織姫さんの回想から始まり、平和だった日々と苦悩の日々の思い出が展開されます。

今でこそ気持ちの強さを全面に出している感じのする織姫さん(子供の頃から気が強いのは間違いありません)ですが、誰しも困ったり悩んだり悲しみを覚えたりするものなので。

(余談ですが「宿命物語」と「時空物語」をどちらも含め、著者の全メインキャラの中で一番描くのに時間がかかる(絵的な意味で))

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