幻

心許した友なれど

心離れて去る友に
未練がないと言えば嘘になる

理由もわからず
戸惑いながら

泣いたり怒ったり
反省したり

時間は戻せない

反省は意味がある？

お互いにすれ違った想いは平行線

空に伸びた飛行機雲
私の想いを連れ去る

友は戻らない

心友だったのは
ただの幻
ただの勘違い

私は踵を返して
別の道を歩き出す事にした

新しい心友を探すために

人は人生という旅を続ける旅人だ

旅の中で出会いと別れを繰り返して
少しずつ大人になる

別離がきても
きっと
それは生きる過程で
自分を育てる肥料になる

いつか
自分という花を
綺麗に咲かせるために

誰もが
綺麗な花を咲かせる力があるのだから