血液検査の待ち時間に、妻の気持ちを犬が分析。 夫の日記。 「夫婦円満の日」240220
「多いな。」
月曜日の大病院はいっぱいだった。やはり検査などで年配の方々が多い。
久しぶりの血液検査だし、雨のせいか嫌な気持ちのせいか、足が重く感じる。
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血液検査や造影剤ＣＴなど色々あると予約でも待ち時間が長くなる。
なので、その合間に、わが家における妻の気持ちを客観的(まじめな？おかづ(犬)の目)に待合室で考えてみた。敬称略。
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5年前、仕事ばかりでいつも家に居なかった夫が突如休職し、いつも家に居るようになった。病気だから仕方がないとはいえ、妻にとってはたいそうなストレスになっただろうことは想像できる。
最初の頃なんて、(まともに歩けないのを近所の人に見られるのが嫌だと)夫が真っ暗なうちから起きだし散歩に出るので、さぞかしめんどくさかっただろう。新聞配達より早かったらしい。
さすがに今はもう朝散歩をしてない夫だし、起きるのが遅くなったので気は楽だろうか。
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朝食の時間。
顔突き合わせて一緒ではないにしても、朝から同じ空間(リビング)に夫がいる。テレビの見たい番組も違うので、妻にとって面白くない朝というのは以前と変わらないのだが、最近の朝はえらく落ち着いてきている。
なんかあるんだろうと探ると、単に夫が家に居るのに慣れたことと、聞こえてくるのがテレビの音ではない。ラジオにしたようなのだ。
これはいい、音がすっと通り過ぎていく。
テレビに向かい、
「他になんかないの？！」と文句を言うことはなくなった。
朝の夫婦は別々に好きなもの作り食い、終われば、食後のコーヒー。コーヒーは夫がセットする。セットといっても粉と水を入れてスイッチを押すだけ。カチッ。
こだわりはないようだ。
おっと、夫がゴミ出しに出る。
洗い物は夫がする。すすいで食洗機にまかせるだけ。
洗濯は妻がする。干すのは夫。得意。
それから、天気が良ければ夫は育ちの悪い大根に悩み、おかづが放たれる。
そうこうしてるうちに、すぐ昼。
昼は夫婦一緒に食事をする。
おかづがいるので、この夫婦ほとんど外食をしない。
おかづの昼ごはんは妻が作り、それが終われば、今度は夫がキッチンでゴソゴソし始める。
昔は食事の支度などしなかった夫だがずいぶん作れるようになった。といっても人は笑うかもしれない。
ラーメン、焼飯、うどん、そば、焼きそば、スパゲティ。
げっ、ほぼ麺類。
昼はほとんど炭水化物になってしまうので野菜と肉は入れる。
夜の夫は切ったり焼いたり揚げたりしてるが、味付けは妻。夫は味付けまで任されてないのだ。
ま、洗い物はいつも夫が任されている。
きのう何食べた？ 忘れた。😬
…。🥶
昼ご飯が終われば妻は仕事に出る。4時間くらいのパートなので、19時ころには帰る。
帰ればまた夫がいる。げーっ。😱
嫌だろう。
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ということで、、
妻は独りになる時間がなくなったのだ。以前は嫌でも独りだった。このギャップは大きい。妻のストレスは溜まりまくっていく。
もちろんしょっちゅう爆発。
ストレスの原因は数え切れないくらいあるだろう。それを少しでも緩和しようと夫に話すのだが夫は聞く耳を持たない。🙉
ますますストレスは増幅し悪循環。
そして、妻にとって最大のストレスの１つが夫の病気。
それを調べる血液検査やCTが今日なのだ。。。。
「さいとうさ〜ん」
「はい」
呼ばれた夫が診察室に入った。
…。
🧱
…。
先生が言う。
「さいとうさん、、CT画像はこの前と変わりないですね。。。これも変化していませんし、リンパ節も腫れていません。。。血液検査もずいぶん良くなっています。。。経過観察は必要ですけども、次は9月でいいでしょう。 月曜がいいですか？ 。。。じゃ、木曜にしましょう」
おーっ、検査数値が良かった。なので次は半年後だ。よし。
これなら妻のストレスの一部が減るだろう。
夫は妻にラインを送る。
こんなんだから60代
ひと安心だ。
が、妻のストレスはまだ99個ある。
へっ、今日は「夫婦円満の日(2月22日)」らしいので妻の気持ちを考えながら書いてみた。解決策ではないが、夫を良く書きすぎてしまった。
ま、夫婦関係が悪化してないので順調だが、
経過観察は必要！