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大好きな仕事

長期休暇が終わり今日は今年初出勤日。
だから今日は仕事について話していきます。

皆さん仕事は好きですか?
自分は大好きです

前職も現職も大学図書館職員。
幼少期から本に携わる仕事がしたいと夢見ておりました。“本に携わる仕事をしながら作家になる”という夢があり、そのために大学に進学し無事叶えることが出来たのです。

高校生の頃は入学時から卒業時まで平日毎日図書室に通いました。母校の図書室を私物化するが如く読み漁り、当時母校にある小説は全て読んでしまうほど読書中毒者でした。

大学生になっても変わらず大学図書館に通い続けるような子のままでした。気付けば年間貸出冊数1位と賞状もいただきました✌
そんな大学時代に経験したインターシップや学内アルバイトや司書課程の実習を通して、自分は本屋よりも図書館の方が向いているなぁと感じました。本屋はレジや品出しなど本を売って手放す仕事(言い方)ですが、図書館は長年大切に大切に本を保管する仕事なのでどの本も大事にしたい自分に向いている気がしたのです。そこで専門図書館、公共図書館、大学図書館に実際に行き、実習してみたり、実際に働く人に話を聞いたりしていくうちに大学図書館の仕事が天職なのではないか、と。

元々学校という場所自体が大好きなのですが、学校の中で大学が1番好きです。読書好きの割合が増えていく(ように感じる)から。

大学時代は週6で学内バイトをしていました。図書館の蔵書点検、オープンキャンパスの学生スタッフ、授業アシスタント(教授の手伝い、出席簿管理や印刷物の配布など)、留学生チューターやノートテイカー(聴覚がない生徒に代わりノートを執る)など。
大学図書館職員になると、どのアルバイト経験も仕事に活かせました。

前職は国立大学法人雇用だったこともあり、図書の仕事だけではなく大学の仕事もしておりました。警備に虫退治、学生バイト指導や利用者に道案内などです。教養高い上司ばかりでこんな大人になりたいなぁと思える人しかいない自慢の職場でした。人間関係はものすごく良い環境でしたが、もっと図書に特化した仕事がしたかった自分は去年、思い切って書店の委託業務へと転職を決めました。

現職は私立大学の業務委託スタッフです。
担当は図書の受入・発注業務。
と言われてもどんなことするの?って思う人が多いことでしょう。大学図書館職員のイメージはきっと閲覧業務(貸出・返却)のイメージしかない方が多いので……。
同じ大学図書館内でもいろいろな仕事があるのですよ。
図書館に本を買ってほしいという教職員の依頼を受ける、OPAC(図書館の検索機能)の編集をする、書誌作成や書店業者とのやりとりなどが自分の仕事です。

利用者(学生、職員、研究者、教授、講師)や大学の事務職員、書店員など多くの人と関われるのも楽しいです。自分は人間の好き嫌い激しいですが、大学図書館関係者は皆大好きです。また職場の事務だけではなく、大学のイベントに参加し、学食で食べ、売店で文具や本を買うことにより人脈を広げ、毎日充実しています。まるで永遠の大学生。

電話やメールや窓口での対応にて、大学図書館でもクレームをする人はいなくはないですが、少ないです。公共図書館で実習した時に「自習室にいる高校生が邪魔だから追い出せ」と怒鳴るクレームを聞いたことがあるのですが対応する職員の方は大変そうでした。大学図書館で働くメリットのひとつは、利用者の層がある程度決まっていることであり、利用者もある程度学歴があるので言葉が通じる相手であるということです。何か勘違いしていても説明したら大抵は分かってくれるので助かります。

学歴差別をするわけではないですが、大学図書館で働く人も利用者を含む関係者も学歴がある程度高いので(少なくとも大学卒)、語彙力や理解力がある人が多く働きやすいです。あくまでも自分の主観ですが(笑)

あとは大学図書館に入ってきた本の乱丁や落丁はないか、視聴覚資料であればちゃんと聴こえて見えるかチェックするのも仕事です。このために働いていると言ってもいいくらい、この仕事が大好きです。真っ先に確認出来るので、仕事と称して合法的に読書や映画鑑賞が出来るって最高ですよね。まあもちろん、確認作業なので映画鑑賞に関しては最初と最後をチラッと観るだけではありますが。ここで気になった本は職場や違う図書館で借り、観たくなった映画は調べて後日DVDショップに借りにいく、もしくは配信アプリで観ています✨

私立大学特有の独自のルールがあるなど不思議なことも多いですし、何箱か一気に届いてしまい棚を移動させるなど体力仕事も多いですが、それはそれで面白いです。

前職と比べ長期間の休暇があるため小説を書く時間も増えました。次の夢は作家をしながら大学図書館職員になること。児童文学会にも所属していますが、児童文学会の同人誌以外にも載せてもらえるよう努力します。

今まで頑張って良かったなぁ、と過去の自分に感謝して、これからも仕事を頑張っていきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。今後も是非よろしくお願いします。

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