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読書週報|12/9(月)〜15(日)12冊

古本大全|岡崎武志

著者の古本愛に溢れた贅沢すぎる一冊。

こちらを読んで、読んでみたい作家さんの作品も行きたい古書店も増えに増えた。

わたしの古本バイブル的な存在。

46番目の密室|有栖川有栖

火村英生シリーズをついに読みはじめる。
またしてもおもしろいシリーズに手をだしてしまった…。火村とアリスの関係性が良い…すき…。
ドラマ放送時の記憶が色濃いのか、斎藤工さん&窪田正孝さんで脳内再生されている。
火村英生シリーズは20作品以上あるので、最新作まで読みすすめたくてうずうずしている。

富士山|平野啓一郎

人は1日で3万5000回の“選択”をしているという。

その“選択”がすべて最善なのか?
“選択”しなかった道の先はどうなっていたのか?

過ぎ去った過去を振りかえり「あのとき、ああしていたら…」「あのときああしたせいで…」「あのとき気づいていれば…」など、あげればキリがないほど現在とは違う“こうあってほしい(ほしかった)”現在を幾度となく想像してしまう。

“そうであってほしかった”未来は少しずつ現実に侵食し美しく輝かしく、こちらの都合の良いように書き換えられていく。

人生って一体。

「富士山」と「ストレス・リレー」が好き。

すばる 2025年1月号

特集に『読書計画2025』とドドン!と書かれているのを見ると、なんて破壊力のある魅力的な四字熟語なのか…!か、買うしかない…!!と煽られたような気分になり(勝手に)購入後すぐ読みはじめた。

朝井リョウさんと三宅香帆さんの対談が特に楽しみだったのだけど、とても良かった…!おふたりと同世代なので話の内容が懐かしすぎて爆発しかける。

そのほかおもしろかった特集や連載など
⚫︎論考 千木良悠子さん『橋本治を読んで「本の読み方」を考える』
⚫︎論考 宮崎智之さん『エッセイを批評する』
⚫︎武田砂鉄さんの連載『ルサンチマンをぶち壊せ〈5〉美人は強いのか』
⚫︎プレイヤード本のコーナー(書評など)

こうして読みたい本がどんどん増えていくの日々を過ごし、わたしも読んでみたいと思ってもらえる感想などを書けるようになりたいと思い読み終えた。

文學界 2025年1月号

⚫︎國分功一郎先生と若林正恭さんの対談
⚫︎連載 頭木弘樹さん 痛みを言葉で表す

めちゃくちゃ読みかえしている。
とても良かった…!

野﨑まど作品 7冊

少し前に投稿した野﨑まど先生の『[映]アムリタ』〜小説現代10月号までを読了。
作品の感想はこちら↓


余談

2年ほど前まではファッション誌やら美容雑誌やら山のように毎月購入していたのに、いまや文芸誌を買うようになったなんてたまに信じられないときがある。文芸誌のおもしろさを知ってしまったら、もう出版されている全文芸誌を読みたいほんとは……!!
本当は読みたいんだけれど、予算に限界があってだな……(汗)(涙)と汗と涙で目のまえが霞む。

ということで今月は3冊購入。
なにが恐ろしいって文芸誌は売り切れてしまうと場合によってはあとで欲しいと思ったときに購入できない可能性が高いのが超こわいのです…!
だから欲しい!読みたい!と思ったときには絶対買ったほうがいいというのが過去の経験から身に染みついた結果の今月。文芸誌の発売日前後はどんな特集が組まれているかなど各種SNSをチェックすべし!もしくは安心安全必ず手に入れることができる定期購読すべし!

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