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「わたしは家族というものが、今は心から恐ろしいんです。」ー山本文緒『群青の夜の羽毛布』を読んで(ネタバレなしのつもり)
このnoteをどう書き出したものか、ずっと考えていた。
序盤から私の心をぐっと掴んで、ハッピーともアンハッピーとも言い切れない結末まで一気に引きずっていったこの本の魔力を、その片鱗だけでも伝えることができないかと。
面倒くさがりな私がnoteに登録し、有給にパソコンとにらめっこして感想を書いたことだけでも相当のおすすめであることは明らかなのだが、読んでくださっている方々には私のものぐさレベ