回復という出口
私は「双極性障害」にしても
「精神疾患」としても
知らないことが多すぎた
本来なら病院で教えてもらったり
自分で調べたりするのだろうが
これまで本当に興味を示してこれなかった
とにかく元気になれたら元通りになれると信じていた
「治らない」なんて知らなかったから
こんなに何年も病院に通っていても
病院関係者はなんのアドバイスもくれなかった
生活を送ることが辛いと言っても
仕事に行けないと言っても
お金がないのでカウンセリングを受けられないと言っても
だから自力でなんとかしていかなきゃいけないものだと思ってた
精神障害者に対しての支援制度なんて知らなかったし
在宅で療養することが可能だということも知らなかったから
早く元気にならないといけないと
無理に自分を動かしてきた
それがさも回復してるかのように
寝たきりから少し回復できるようになると
生活するお金を得るために
辛くても身体を引きずるように仕事へ行った
昼間に毎日働くことが出来なくて
その穴埋めに夜のバイトもした
仕事関係では誰も私の病気を知らないから
必死に自分を作り、それを演じ続ける
そんな無理な時間を過ごし
精神力を使い果たして帰宅する
その後はもちろん動けなくなる
それでも、動けないことを「ダメな自分」と誤認識してしまっていたから
とにかく自分を責めてきた
毎日、毎日
『もうできない』
『もうがんばれない』
『たすけて』
と泣きながら
死んでしまえるならどんなに楽か
何度それを願ったことか
すべてに限界はきていたんだ
生活することが
生きていることが
こんなに大変で
こんなに苦しい
がんばってるのに楽にならない生活
いつまでがんばれば楽になるんだろう
先が見えない
出口も見えない
今歩いてるはずの足元すら見えない
私は本当に前に進んでいけているのだろうか
この先に出口はあるのだろうか
なにを願えばそこにたどり着けるのだろう
*
過去の内容になります
光の見えない道はとても苦しいもので
未来を考えることができませんでした
けれども今私は、そのときよりほんの少しだけ
楽しく生活できてます
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写真お借りしました♡︎
ありがとうございます(ㅅ´ ˘ `)☆*。
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