死ぬことすら出来ない辛さ 33 〜唾液の変化
持続吸引だけでは取りきれないため吸引することが増えた。
吸引は苦しいけど、唾液の量が多いから仕方ないと思っている。
パニックになった日から比べると次から次に溢れ出てくるのは落ち着いて来ていると思う。
夫は吸引してから出勤。
訪問看護師が来てから行けば良いのに、相変わらず7時ちょっと過ぎには行ってしまう。
訪問看護師が来るまで一人で唾液と戦う身になって欲しいものだ。
唾液の量が落ち着いてきたと先程述べたけど、今までの唾液と比べるとサラサラ感がなくなってきたように感じる。
うまく表現するのが難しいけど、適当と思うのは『 固くなった 』。
固い唾液の意味が伝わるか分からないけどこう表現したい。
看護師にもヘルパーにも固いの意味がよく分からないと言われた。
溢れ出るのは困るけど、固くなるのも困りものだ。
固くなっている原因は何か看護師に尋ねたが分からないと。
やることないから自分でも考えてみる。
食べる量は減っている。
ストレスは変わらない。
変わったのは点滴。
・・・高カロリー輸液を止めれば良いのかも知れない。
看護師にお願いして往診先の医師に連絡してもらう。
医師から前の点滴に戻しても良いと指示が出たため、すぐに前の点滴に交換してもらった。
何があるか分からないため点滴などは返品しないでしばらく保管していたのが幸いしたか。
一先ずこれで様子を見よう。
点滴でカロリーが増えていたけど、戻ったのであればまた口からカロリーを補給する必要がある。
今日からまた食べなければ。
そうそう、久しぶりにケアマネが様子を見に来て、重度訪問介護で泊まりが可能になったと言われた。
ヘルパーさんが家に泊まってオムツや食事、体位変換、吸引などをしてくれる。
夫が夜に起きたり、朝早くからオムツ交換などをしなくても良くなる。
夫の介護負担軽減のために利用できればありがたい。
朝は仕事があるからゆっくりと食事介助をすることが出来ないが、ヘルパーさんがやってくれるのであればゆっくりと食事介助ができる。
3食食べられるようになれば摂取カロリーが増えるため、少しは肉がつくことが期待できるかも知れないと思った。
けれど、朝は眠いから嫌だ。
朝の食事介助はしなくていい。