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海外生活・外国語・国際恋愛もろもろ

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恋愛は人生の意義か青春か

ひとはなぜ恋愛をするのだろう。 そして恋愛とは人生においては、必ずしも必要なものなのだろうか。 多様性が叫ばれる現代においては、恋愛は人生において絶対に必要だと考える人はそう多くはないだろう。少なくとも一般的な観点から言うと、結婚することが社会的なステータスであったり、結婚していない妙齢の男女がマッチさせられたりする世の中ではなくなって久しいし、結婚に対する社会の見方が変化した。それに伴って、あるいはそれの原因の一つとして、恋愛に対する価値観も変化したと言えるだろう。 今

言語の上達とパートナーとの関係

私たちはいわゆる国際カップルだ。 生まれ育った国も母国語も全く違う。そんな中で、コミュニケーションが思った通りに上手くいかずに困ったことは数知れずある。 私たち二人は、出会ってからずっと付き合って5年間くらいは英語で会話していた。英語はお互いにそれなりに話せていたけれど、どちらの母国語でもないから、感情や状況を上手く説明するのが難しかったり、相手が100%理解できなかったりしたことがあった。 そもそも育ったところも背景も違う二人だから、価値観も考え方も違って、誤解が起こ

私にとっての空港は辛い場所

空港は苦手だ。 空港に行くときは大抵、誰かとの別れを意味し、私にとっては楽しい場所ではない。バカンスに出かけるような明るい雰囲気をまとった人たちとは違って。 この10年近く、飛行機には頻繁に乗っている。 初めの5年は約9000kmの遠距離で、年に少なくとも2回は彼に会いに行っていた。もちろん会いに行くときには、わくわくした気持ちで、楽しみだという気持ちが勝っている。それでも、大抵ひとりで空港に向かっていたので、家族連れの旅行客や卒業旅行に出かける学生の気持ちとは少し違っ

英語へのこだわり

日常的に話す英語に対してのこだわりがある。 話す英語はできる限り、“アメリカ語”を話すと決めている。語彙、文法、発音において、全てアメリカ寄りと。 アメリカに留学したことも、ましてや旅行とかで行ったことすらないのに、アメリカ英語にこだわる理由は何だろうか。 そんなに深い意味や信条が関わっているわけではないし、イギリス英語の好きな面もある。 だけど、アメリカ英語にこだわる理由はたぶん自分が慣れ親しんだ響きだからということが理由のひとつだと思う。 そのときには深く考えた

日本流とヨーロッパ流休みの取り方

社会人で休みが嫌いだという人は、たぶんいないだろう。私自身もちろん休みは好きだし、休みは多ければ多いほど有難い。 年末年始に長い休暇を取ったばかりのはずなのに、もう次の休暇や何なら週末ですら待ち遠しい。 ただ、ヨーロッパに移住して休みの取り方について考えることがときどきある。 日本は一般的に祝日の多い国で、しかも年末年始、ゴールデンウィーク、お盆などにまとまった休みが一斉にある。会社自体が休みになり、全員が休みになるので、基本的には仕事のことを考えなくて済む。 それに

服装や地位で判断しない

私が今住んでいる国では、服装や職業、学歴、収入で他人を判断しない。 その快適さを実感していると同時に、日本人が一般的にどれくらい見た目や地位にとらわれているかを痛感している。 私自身その価値観から抜けられているわけではないし、日本人的な感覚を否定したいわけでは全くない。ただもう少しこの国の考えがあってもいいかもしれないと思う。 例えば、医者や弁護士もよれよれの服でも気にしないし、着古した服で週末は過ごす。傍から見れば、彼らの職業がどんなものか、どんな社会的地位か想像でき

外国語と完璧主義

外国語を学ぶ上でやめたほうがいいことのひとつに、完璧主義がある。 私自身、どんなことにおいてもかなりの完璧主義で、そのおかげで良い結果が得られたことも幾度もあったけれど、外国語学習においてはバリアになったと感じた。 外国語を話すときの人の性格は大きくわけて2種類あると考えている。 ひとつめが、文法や単語や発音などは置いておいて、コミュニケーションが取れればいいと考えていて、頭で考える前にとりあえず何でも言ってみるタイプ。 ふたつめが、文法や使う単語や発音などができる限

国際恋愛に向いている人

前回の国際恋愛と国内恋愛のメリットデメリットに引き続き、国際恋愛の経験者だからこそ思う、国際恋愛に向いている人の特徴を書き連ねてみたいと思う。 1. 新しいものに対してフラットな目線で見られて、自分の中に落とし込むのがうまい人異文化や異人種の人との付き合いは、恋愛関係だけに限らず新しいものとの出会いがつきものだ。新たな人との出会いや未知の価値観などに興味を持てること、そして自分の価値観が正しいと思わずにフラットな目線で物事を見られることが重要になる。そして、今までの自分の考

国際恋愛と国内恋愛

国内恋愛という言葉が存在していないことは承知の上で、国際恋愛との比較のためにあえてこう呼びたい。 究極の話、国際恋愛も国内恋愛も最終的にはお互いの相性によってうまくいくかどうかは決まる。 その中でも国際恋愛が向いている人はいると思う。向いている人に関しては、次回書くことにして、今回は国際恋愛経験者の私が思うメリット、デメリットを書いてみたいと思う。 メリット1. 知見と視野が広がる異文化、異国の人と付き合うと、言うまでもなく新たな知識や価値観に触れる機会が増える。それま

ステレオタイプ

人の分け方は無限に存在する。 性別、国籍、人種、年齢、職業、性格、学歴、星座、血液型・・・ 不思議なもので、あなたはA型だから几帳面なはずだといわれれば、自然と几帳面という言葉に合う言動をしだしたり、几帳面じゃない姿について誰かに何かを言われたときには枠のうっとうしさを感じたりするだろう。 教師だからいつでも品行方正でしょ? アラサーだから結婚は?子どもは? 〇〇大出身だから結婚相手も学歴と年収の高い人でしょ? 日本人だから空手できるの?寿司作れるの? これは私

おひとりさま旅行

一人旅がしてみたいと長年思い続けてきた。 それを実行に移したことがないのは、フットワークが軽くないことだけが理由ではない。 具体的に行きたい街をリストアップして、飛行機やホテルを調べてみて、ツアーを頭の中に描いたことは3度ほどある。 私が行きたいと思ってるところあたりだと、言葉も問題なく通じるだろうし、治安もおそらく大丈夫だと思うのだけれど、実際に計画を立てようとすると、やっぱり行きたくないかもしれないと思ってしまう。 理由は、ひとりごはんが苦手だからだ。旅行先でカフ

マルチリンガルは多重人格

私は日常的に3言語を話して生活している。 そして、言語の切り替えスイッチ同様に人格切り替えスイッチがある。 意識的に人格を変えてるわけではないけれど、例えば日本語を話すときと英語を話すときで明らかに性格が変わる。日本語を話すときにはいわゆる日本人的な部分が全面に出てきて、言いたいことをはっきり言えなかったり、曖昧に濁す表現をよく使ったりする。自動的に周りの状況を1番察しているのも日本語を話す自分のときだ。 どの言語を話すときの私も私自身で間違いないし、自然な形で出てくる

アイデアをShoot downする人

英語の表現で好きなものの一つにshoot downという言葉がある。 これは例えば、He always shoots down the new ideas I come up with.のように使われて、「彼はいつも私が思いつく新しいアイデアを否定する」というような意味である。 shoot downという表現は言い得て妙だと思う。この表現がなぜ好きかというと、「撃ち落とす」という文字通りの意味とイメージがしっくりくるからだ。 浮かんだアイデアを撃ち落とす、つまり否定する