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プチ家出して号泣した思い出

手放したつもりだった〈私には価値がない〉というブリーフ(信念)。

noteで娘のおかわりについて書きながら、〈大切な人を不幸にする自分〉というとんでもないセルフ・イメージを握りしてめていたことに気づいてしまいました。

▼昨夜公開したものをリライトしています

言語化ってすごいですね。

認知の偏りが炙り出されるおかげで、それが幻想であることを腑に落とすことできます。


今日は、〈私には価値がない〉というブリーフに気づかず、行き詰まっていたころの話です。


ゴールデンウィークにプチ家出


ゴールデンウィークに家族でマルシェに行こうと楽しみにしていたのは、私が30代後半、おそらく子どもたちが保育園か小学低学年のころのこと。

夫の賛同を得られず、私ひとり、誰もいない家に残っていたところから記憶があります。

あまりに悲しくて、悲しくて、実家に帰ることを考えるも、母に電話がつながらない。

ひとりでいることに耐えきれず、マルシェが開催されていた公園に出かけました。

たくさんの家族が楽しそうにしているのを横目に、私はレジャーシートを広げ、日傘をさして、ひとりでぼんやり……

本を読もうとしても、ちっとも頭に入らず、ただただ ぼーっと時間を過ごします。

客観的に見れば、〈休日にやりたいことがただ違っただけ〉なのですが、心に余裕がなかった私には、〈自分の希望が採用されなかった➡︎自分が望むことには価値がない➡︎私には価値がない〉と感じられたのでしょう。

母からの電話に号泣


母から電話がかかってきたのは、陽が傾きはじめたころ。

「家族とのコミュニケーションがうまくいかない…」

まわりにいるたくさんの人々の目も憚らず、ボロボロと涙をこぼしながら母に伝えました。

ひとしきり話を聴いてくれた母が、優しく声をかけてくれます。

「しんどかったなぁ。
 今から帰って、なんか美味しいもの、つくり。
 美味しいものみんなで食べたら、元気になるから」

「うん、うん・・」

私は返事をしながら、母の手料理にこめられてきた大きな愛を想って、さらに泣きました。

母は偉大です。

電話を切った私は、
「さあ、なにを作ろう?」
と考えはじめ、沈んだ気もちが晴れてきました。

ところが……

またも涙があふれます


帰宅した私は、めったにつくらないハンバーグを用意して家族の帰りを待ちました。

私なりに愛をこめてつくったハンバーグに対して、家族はノーリアクション。
むしろ、不機嫌。

〔どういうこと!?〕

私はもう、ムッ!とするやら、情けなくなるやら、悲しくなるやら……

いろんな感情が渦巻いて、また暗い気もちになって、ひとり泣きながらキッチンを片づけました。

〈私には価値がない〉と自己肯定感が低い一方で、〈がんばる私には価値があるはず〉と必死だったんだと思います。

〔私がこんなにがんばっているのに!〕
という想いが強すぎるあまり、
〔どうしてあなたはそんな態度をとるの!?〕
と夫を非難していることにも、私のネガティブな感情が子どもたちを萎縮させていることにも、気づけませんでした。

自分の気もちを自分でとらえきれず、モヤモヤしたり、イライラしたり、絶望したり……
ひとりで悶々としていた日々。

なんとかしたいと奮闘するのに、空回り。むしろ、逆効果。

やがて、子どもの前でも夫とケンカをするほどに状況が悪化して……

もう、なにをどうすればいいのかが、さっぱりわからなくなっていました。

しんどかった、あのころの私に伝えたい


何がどうあれば、自分は幸せだと感じるのか?
人生で最も大切に想っていることは何なのか?


《最高の価値観》が明確になってからの私は、家族にネガティブな感情をぶつけることがなくなりました。

家族それぞれが大切に想うことを、大切に想えるようになったからです。

かつての私に言ってあげたい。

……

しんどいのは、あなただけじゃないよ。
あなたがしんどい思いをしていることを、家族もちゃんとわかってる。
ただ、お互いに、何をどうすればいいのかが、わからないだけ。
って。

「〇〇ができたら幸せ」?
「〇〇ができなかったら幸せじゃない」?

あなたの幸せはそんなものじゃないから。

〈自分にとっての幸せ〉を言語化できたら、〈誰かにとっての幸せ〉を〈自分の幸せ〉だと勘違いすることがなくなるから。

ネガティブな感情にとらわれることだって、なくなるから。

ひとりでがんばらなくていいんだよ。

……

過去の自分をぎゅーって抱きしめて伝えてあげたいです。

笑顔がなくなった私を見て、不安になっていた子どもたちのことも、ぎゅぎゅーって。

あなたにとっての〈幸せ〉とは?


今日からのゴールデンウィーク、ご家族の食事を連日用意するために、いつもよりお忙しくなる方も多いかと思います。

そんな時だからこそ!

ご自身と向き合う時間をとってみられませんか?

"家族" を優先する人生から、"自分を生きる" 人生にシフトする。

それは決して、ワガママなことではありません。

笑顔を取り戻すことができた私の経験上、断言できます。

あなたがあなたの人生を生きる。
あなたが笑っていることで、ご家族もまた笑顔になれるのです。

〈自分にとっての幸せ=人生で最も大切に想っていること〉を言語化するワークシートと解説動画をプレゼントしています。

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御影石 千夏

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