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学生と社会人の狭間期間

今年の4月、新卒として入社した私は人生初5日間の連勤を終えた。

今は研修期間で、毎日新しいことを頭に詰め込み、毎日キャパオーバーで何度も研修中に頭がフリーズした。でも、これに関して「みんなも同じ気持ちだ」と言い聞かせて、大して気にしない(ことにする)。


そんなことより、どうも社会人の自分がしっくりこないのだ。

ビジネスマナー研修で名刺交換の模擬練習をしている自分にゾワッと鳥肌が立つ。同期の仲間たちも、同い年なのにやけに丁寧な口調で話しかけている。

きっと、学生時代に出会っていたらお互いにこんな話し方をしていないだろうに、みんな自分が社会人だということを自覚しているかのように大人びた口調で話す。

きっと、つい最近まで人生の長い夏休みを過ごしていた大学生が急に大人モードへ切り替えている。

みんなえらい、すごい。

それに合わせて、私も普段使わないような堅い口調や言い慣れない単語を話す。またそんな自分に内心ツッコミを入れている。


時間が経てば自ずと環境にも慣れ、経験を積めば社会人の自覚は芽生えるだろうが、つい最近まで公園で駆け回る子どもだったのに、もう社会人なんて。


小学生の頃の自分に伝えたい。
ランドセルはちゃんと小6まで使っときなさい!」と。

こうしてあっという間に年を重ねて、時間は流れていくんだな〜〜とぼんやり休憩時間に思った。そう考えたら、嫌でも社会人になっていくんだからまだ学生気分でもいいかな、なんて。

甘ったれ小僧な私を許してくれ、社会。



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