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『ファシリテーションを学んでグダグダな会議をワクワクな会議に変える!』

 仕事をする上で、会議やMTGやらで一日の労働時間の半分が費やされる。
月にすると、80時間、年間960時間・・・こんなに会議に使っているけれど、これって本当に必要だろうか?
 会議で決まったことってその後どうなってるのだろうか? 誰のために会議ってするのだろうか?
 一方的な説明や報告だけの会議はもはやメールのやりとりで済む話しだし、有意義な議論が出来ているなと思ったら、最後は結局トップの鶴の一声で話し合った内容が覆ったり、皆さん意見をどんどん出してくださいって言ってた割に、実は既に答えが決まっていたり・・・
 会議で話し合ったのに、裏の会議(ランチタイムや喫煙所)などで本当に大事なことが決まっていたり・・・
会議が終わった後は、結局今までのやり方を踏襲したり・・・

こんなことに時間をとられたくない、もっと生産的な会議にしたい、会議が楽しく、皆が本当に思っている意見をだしていたら
どんなにワクワクな会議になるんだろう、有意義な時間となるだろう・・・

そんな気持ちもあって、『ファシリテーショントレーニング』を受講することを決意しました。
コロナ禍で初のオンライン研修となり、最初はこの形で成果はあがるのか?コミュニケーションがとれるのか悩みましたが、今の自分に一番必要なことだし
もはやオンラインでの会議や商談は当たり前になっているので、思い切って申し込みました。

【トレーニングでどんなことを得たいのか】

参加したのは3つの目的があります
①変化したい 
自分の今までの経験値を超えて新しい考え方を知ったり、新たに出会う方達がどんなマインド・スキルを持っているのか知りたい
②チャレンジしたい
会議を主催する人の自己満足であってはいけない、まわりを巻き込む力を強化したい、今までしたことがなかったことに挑戦したい
③エンジョイしたい
進行するうえでの対立を信頼に変えて、協働するチームを作り、目標に向かって最高のパフォーマンスを発揮したい

【会議をスキルアップのツールにする】

 膨大な時間をとって会議(MTG)をしているのだから、せっかくなので会議をスキルアップのツールとして使わせてもらうことにしました。
人は『楽しい=自由な雰囲気』の時に主体的になったり、自分の可能性を発揮するので、全員が気兼ねなく意見を出せる安全・安心な場を作る必要があります。
会議を自分ごととして捉え、自由に安心して話しが出来る・意見を受け入れてもらえる場であれば、参加者の納得性も高まります。
目的を「決める」ことから、「参加者が納得する」『合意形成型会議』に変えて「どうしたら参加者の合意や納得を得るか?」に焦点を当てると
今までの会議と全く変わったやり方が見えてきます。

1)聴くスキル
ファリシテーターは、常に相手の話しを良く聴く、周りの人に気配りをする、明るい雰囲気作りを心がけるなどのスキルが必要になります。
プロコーチとして仕事をしていると、傾聴スキルの向上は必須であり、様々なタイプの話す傾向を知る上でも絶好の機会になります。
延々と話しを続けている人には「この話しのゴールは何処だろう?」「結局伝えたいことは何だろう?」と冷静に俯瞰して聴くことができます。
「相手が言おうとしていることの背景はなんだろう?」「他に意見はないだろうか?」など興味・関心をもって聴くことに注力します。

2)質問するスキル
これもコーチとして質問力を上げるうえでとても大事なスキル。
曖昧にその場しのぎでかわすのではなく、本気でやろうと思っているのか?そのために何をするのか?など今その場に合った最善の質問をしていきたい。
「それってどういう意図ですか?」「どうしてそう思うのですか?」など今その場で疑問に感じたことを、遠慮せず質問することによって
相手もさらに深く考えたり、いままで思ってもいなかった潜在的な事に気づいたりします。

3)話す(引き出す)スキル
話したいことをまとめて簡潔に話すスキル。無駄な言葉を削ぎ落し、本当に重要なことだけを分かりやすく伝える力を身に着けたい。
自己満足するのではなく、相手にきちんと伝わっているか、気持ちを込めて、丁寧に伝わっているか、相手に与える影響力などもあります。
会議では、よりたくさんのアイディア・意見を引き出すためにどんな方法があるか?意見の量が質を担保するため、より皆が意見を出しやすい環境を作ることが必要です。

4)目的・目標設定スキル
何のための会議なのか?目指すゴールがないと参加者はどこに向かって議論するのか迷います。今日決めたいことは何か?会議終了時にはどういう状態になっていたいのか?
これを参加者が納得し、共有していく必要があります。

他にも、時間管理能力、段取りを考える力、論理的思考力など身に着けたいスキルはたくさんあります!!


【ファシリテーターはでしゃばらない】

 私はファシリテーターというのは、テキパキ議論を整理して会議進行する人だと大きな勘違いをしていました。
昔はそうだったようですが、、、今はファシリテーターはじっくり話しを聴き、意見を引き出す役目であって、意見を整理せず、参加者に決めてもらうように促す役目になります。

「みなさん、今だされた意見を整理するとどうなりますか?」(発散→収束)

さらに参加者が自由に発言し、たくさんの意見を引き出し、お互いが意見を尊重できる場を作ることが重要です。
会議のロジックやテクニックを学ぶのではなく、参加者が自由に発言できる環境を作り、その意見を皆の力でまとめていくように促す、
それには、相手の話を聞いたり、質問したり、目標設定したり、、、、、、普段からのコミュニケーションや対話を意識的に増やすことが大事であって、まさにコーチ力を発揮する仕事だと改めて実感しています。

これからのトレーニングでどんな学びや成長があるのか楽しみです!

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and coach【ビジネスコーチ×なおママ】
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