記事一覧
ルックアップ(LOOKUP)を減らそう――MATCH関数とINDEX関数による機能分離
ルックアップ系関数の多用実務的なシナリオ
実務上ではよく、
マスターの表があって
そのマスターからキーに応じた値を取り出し
別の表にまとめる
というシナリオがあります。製品管理表から売上表を作ったりするような場合ですね。業務にもよりますが、資産管理のアプリケーションから出力されるインベントリーやログのデータであれば、列が数十に及ぶ時もあります。
架空データとして、次のようなテーブルを
Excelの入力規則による、連動ドロップダウンリスト――シンプルバージョン
Excelのドロップダウンリスト入力規則のリスト機能
Excelには入力規則に、複数の選択肢から選んでそれを値として入力するという、ドロップダウンリストの機能があります。
これはとても便利な機能で、手入力によるミスを防いだり、リスト以外の値の入力を禁止したり出来ます。
選択肢が多くなったら
このように便利な機能ですが、入力出来る候補が多くなると、リストも長くなって、入力したいものを探しに
Excel 2019までのExcelでFILTER関数風の数式を作る
はじめに上掲の記事は、FILTER関数が実装されたExcel 2021より前のバージョンで、FILTER関数のような機能を数式で作るのを紹介したものです。
この記事を読んでみた所、私がその内に書こうとした事と重なっている部分があったので、ちょっとその内容も含めて、同じテーマ、つまり、
Excel 2019までのExcelで、FILTER関数のような機能を持つ数式を作成する
事を試みます。今回
Excelの数式による、住所からの都道府県名抽出――FILTER関数とCOUNTIF関数で
LEFT関数とMID関数の組み合わせ発端
Excel関連の記事が話題になっていました。
内容は、住所の文字列が入ったセルから都道府県名を抽出する数式が上手く出来ている、というものです。
話題の数式のしくみ
その数式は、
=LEFT(A2,3+(MID(A2,4,1)="県"))
このようです。これはつまり、
A2セルについて
左から4文字目に県の字が入っていれば、左から4文字抽出
COUNTIF関数を使った条件判定とフィルター
はじめにこの記事は初学者向けではありません。基本的な数式・関数の仕組みや、引数と戻り値、行・列などの用語を把握しており、テーブルと構造化参照を理解しているのが前提です。
追記:2024年7月19日補足説明の記事を書きました。
比較演算による条件判定おさらい
以前の記事です↓
ここでは、FILTER関数の第2引数が、行または列の可視/不可視を決める、真偽値か数値からなる配列である、というし