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言葉にならないどうしようもないこの気持ちを言葉にするために生まれた。

本を読んだ時の感動。
人と話をした時の高揚。
僕を発見した時の幸福。

心がどうしようもないほどに動き、騒ぎ、ざわめく時がある。
それは言葉になる前の激動。
動きそのもの。

言葉は、その心の動きを枠を設けて捉えるためのもの。
しかし、取りこぼすことも、捉えきれないこともある。

心がどうしようもないほどに動いたことを言葉にすると、陳腐で稚拙である。
言い表せないことのほうが多い。

「感動した」「すごかった」「何も言えない」
言っているが言っていない。こんなことの方が多い。

心というどこにあるかわからない存在に言葉を付けるという行為は、雲を掴むような話である。


書くということは、空気をかき分けて雲を見つけて掴むことである。
かき分けられているかどうかさえ分からない。

読むということは、掴んだ雲を見せてもらうことである。
その人の結晶。雪の結晶を見るのに顕微鏡を借りるようなことである。


書くことと読むことに意識を集中させる。

読み飛ばしたくなるスマホとパソコンの文字をこらえて読む。
開いていない本を開いてみる。

久しぶりにnoteを書いてみる。
今日は日記を書いてみる。

文字が世界を形作る。
世界を文字が彩る。

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りゅうちゃん
すごい勇気をありがとうございます。

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