介護で学んだ家族観と人間関係
2020年2月から、独りで始めた両親の介護。
当時のケアマネに、両親を2日連続で救急搬送し、母が入院したと伝えても、「ご自身でどうぞ」。孤軍奮闘ってこのことぞ。相談相手もいませんでした。
その年の5月、やっとフリーの訪問看護師と出会いましたが、既に私はパンク寸前。当時、心のモヤモヤを吐き出すことが自分を支える唯一の方法でした。
ただただ、話をを聞いてもらいたかったんです。でも聞かされる方にも感情や意見、経験があります。
色んなご意見をいただきました。学んだのが、家族観は全員違うという基本的な事でした。例えば、親御さんとの関係性で、【親とは】の考えは異なります。だからこそ介護に対する考え方も違いました。
育ってきた環境が違うから〜♪です。注意:音出ます
人に思いを吐露していましたが、私はその反応に戸惑ってしまいました。
少し年上の皆さんからは、「介護あるある」で「誰もが通る道」とズバッとご意見をいただきました。
ケアマネに「自分で対応して」と言われ、弟にも「介護は無理」と言われ、親のこれからと自分の生活を憂い途方に暮れていたただ、落としどころの無い感情を、受け止めてくれる人を求めていたのだと思います。
有料記事ですが、是非読んでいただきたいです。無料のタイミング読みました。
今回のことで私は、話を聞いてくれた人のありがたみを強く感じました。
そして、私は今までそのような対応ができていただろうかと、省みるきっかけになりました。
私と同じ経験をしている方とお話をした際に、彼女が言いました。
こんな話をしてくれる方に出会えたことも、私の財産です。気づけば、素晴らしい方々が周りにいたんですね。
孤独だってずっも思ってましたが、独りではなかったんです。それに気づけた事が、元気を取り戻すきっかけになりました。
愚痴を言いたくなる気持ちはすごい分かります。傷つくこともあるかもしれません。ただ価値観が違う人と出会ったら、「価値観が違うんだ」と、距離を置く事も大切です。
介護の色々は「経験者だからわかる」のではなく、その人個人の家族観や金銭的環境で大きく変わります。
実際、介護生活と無縁の友達が、話を聞きに足を運んでくれました。経験じゃないんだなって思います。
伝える人を選ぶ事も大切ですし、伝え方を選ぶ事も大切だなと。勉強になりました。
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