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【私と本】しおり

 しおり、ブックマーク、本を読んでいるときにどこまで読んでいるかを示すための何か。

 色んなタイプのものが雑貨店なんかに並んでいますね。土産品としても多く、例えば教会なんかでも、ご像やステンドグラス、聖書の言葉が書かれたものなど、信者の方の手づくりのしおりが献金箱の隣に置かれていたりします。

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 そういったものをいくつか持っています。でもね、いつの間にか、そこら辺にあるレシートだったり、付箋紙だったり、ショップカードみたいなのが挟まれています。ひどいときには(といっても私の場合5割はこうなっているくらいだけど)閉じる前にページ数を頭に入れてしまいます。

 かわいいしおり、たくさんあるのに。

 去年、私の誕生日にかわいい姪っ子がかわいいしおりをプレゼントしてくれました。フェルト生地でできていて、これを挟んで本を閉じると、このキャラクターがひょっこりと顔を出してる恰好になる。

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 記事を書こうとおもって、(あの本に挟んであるはず)と見当をつけていた本を開くと、どのページにもありません。えーん、なくしてしまいました。

 このように、どれだけ気に入っていても、大事なものでも(いちばんお気に入りの姪っ子からのプレゼント!)、しおりというものはなくなる運命にあるのです。ああ。

 だからね、しおりはもう何でもいいんですよ、やっぱり。読んでいる最中にだって邪魔になります。それで気づかないうちに落ちちゃったりして、なくなっていることもあるんだとおもうんです。
 私にとっていちばん扱いやすいのは、本にあらかじめついているものです。でもそれだって、探すのが面倒になって途中からページを記憶する方式になっている場合もあります。

 がさつなんですね、きっと。

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記事のためにガサゴソ見つけた今村教会のしおり。季節的にぴったり。

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片山 緑紗(かたやま つかさ)
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