片山 緑紗(かたやま つかさ)

チョコレートの記録、読書と旅と歴史と日常を写真といっしょに書き散らかしています。喫茶店にまつわる昔話などをたまに。 https://www.every-photo.com/1740666783124963/photos

片山 緑紗(かたやま つかさ)

チョコレートの記録、読書と旅と歴史と日常を写真といっしょに書き散らかしています。喫茶店にまつわる昔話などをたまに。 https://www.every-photo.com/1740666783124963/photos

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自己紹介のようなものとして。※ときどき更新

このページを開いてくれてありがとうございます。うれしいです。このnoteの、大まかな分類をここに記しておきたいとおもいます。 チョコレートについてチョコレート(カカオ)の個性や味わいを探求することが好きになりました。買って撮って食べて、書いていきます。(ペースダウン中) チョコレートのマガジン コーヒーについて生まれたときから両親(途中から父親のみ)が喫茶店を経営していました。自家焙煎のコーヒーが、いちおうひとつの売りでした。2019年に閉店しています。コーヒーについて

    • Anniversary of Father de Rotz's deathード・ロ神父の命日ー

       1週間前の11月7日は、ド・ロ神父の命日でした。その日、用事があって午後から外海地区に出かけていました。先月その近所で撮った写真もそのままにしていたし、命日までにちょっとした記事にしたいな、と思いつつ、1週間が過ぎてしまいました。  しっかりした記事を書く余裕がないけれど、これ以上日をあけると機会を逃すので、記念ということでちょっとだけ書いて、写真をつけておきます。 *  ド・ロ神父(Marc Marie de Rotz)は、1840年3月27日にフランスのバイユー近

      • Pinocchio(映画)を観た

         ・・・ことを書こう、とおもって久しぶりにnoteを開いたら、いつかの記事で話題に出した『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』の下書き(内容まだ)があってびっくりした。すぐ書かないとダメですね。  昨晩、ひとつ課題を終えてのんびりしたくなったときに、このあいだKさんからおすすめされた『ピノキオ』の実写版映画のことを思いだした。さっそくDisney +にアクセスし、部屋を暗くして再生ボタンをポチ。聞いていたとおりに妖精(ブルー・フェアリー)役のシンシア・エリヴォさんに違和感を

        • ペルソナ

           帰りの電車から降りるとき、目の端っこになにか、普段見かけないようなものが映ったな、という違和感をおぼえた(一瞬のことです)。降り口に進みながら、顔をその方向にくるりと向けると、ふわふわした袖とかレッグウォーマーとかをミニスカートに合わせた、若い女の子の2人組だった。  頭には動物の耳っぽいのがついて、メイクもちょっと変わったアニメ的な装飾があった。めずらしいようにも思いつつ、まあ若い子だし、ちょっとぼーっとしていたこともあって、今日がハロウィーンだとかそういうことは浮かば

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        • 旅と巡礼
          127本
        • チョコレート探求
          144本
        • 喫茶店あれこれ
          58本
        • 子ども時代からの本を詰める棚
          71本
        • かつてあった喫茶店の、Jazz喫茶的な側面_過去記事
          65本
          ¥1,000
        • とっておき
          2本

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          Bringing Heaven to Earth

           最近noteの記事を書いていないよなあ、とおもってあけてみたら、10日ほども経っていました。書きたいことがないわけではないのだけれど、気がついたら・・・というやつですね。  日々、しなくてはならないことと、そのときやっておきたいことと、ちょっと時間をつくってしたいことと、脳みその処理がわるくて進まないことと、そういう色々でこんがらがっている中に、時折うまくいかなくてフリーズしちゃうのとで時間が過ぎ去っていくのです。  そういう日々で、週末にはけっこういい思いをしていて、

          BENOIT NIHANT-ブノワ・ニアン サンフランシスコ デ マコリス ノワール・オ・レ 55%-

           涼しくなってくるとチョコレートが恋しくなりますね、またそろそろ購入欲がわいてくる季節です。だけど10月も半ばだというのに、今日の日中は残暑といっていいくらい気温があがって、暑かった。  昨年末に東京に行ったとき、知人のおねえさんとぶらぶら歩いているとBENOIT NIHANTの店舗に出合いました。そのときに購入したタブレットなんですけど、ログを見ると食べたのは4月のことでした。記事にするのをなまけすぎですね。  ベルギーのチョコレート職人ブノワ・ニアン氏は製鉄エンジニア

          BENOIT NIHANT-ブノワ・ニアン サンフランシスコ デ マコリス ノワール・オ・レ 55%-

          ななし

           10月は(カトリックにおける)ロザリオの月だな。と、おもって、なにかそれに関連したことを書こうとおもいつつ、日が過ぎていきます。ああ。  このところ、あることについて、心のなかにわだかまっていることがある。四六時中というわけでもないけれど、ときどきおもいだして、「・・・。」みたいなキモチになるとか、そういうことです。  そういうものは、他人にむかって出してみせるようなものでもないし、出してみたところで何かがあるようなことでもない、ごく個人的な問題だから、ここに書くことはし

          喫茶店百景-水曜午後の梨ジュース-

           気兼ねしない店というのはいいですね。わたしのネイバーフッド・カフェといってもいい店は、最近ではここくらいかもしれない。あ、でもこの週末は、久しぶりでKさんと商店街2階のコーヒーショップにも行ったな。あそこもいい。  水曜の午後、コーヒー豆がきれたから父を呼び出して待ち合わせたのは、いつもの平井さんの店でした。ランチタイムが終って、客席に余裕のある喫茶店というのはいいですね。カウンターのなかが立て込んでいなかったから、近くのボードに書いてあった梨のジュースを注文しました。

          喫茶店百景-水曜午後の梨ジュース-

          肥前一宮

           佐賀県三養基郡みやき町に千栗八幡宮というお社がある。たまに、そばを通ることがあって、気になっていたのだけど、先日機会をえて立ち寄った。  地図の示す駐車場にむかって車で上っていくと、混雑というか賑やかな気配がして、これは、とおもう。境内では高校生らしき吹奏楽部(?)が秋の(といっても真夏のように暑かった)神社に似つかわしくない音楽を披露している。  よりによって、と、なんともいい表せない心もちで、Kさんとお詣りをする。マツケンサンバを背中にうけとめつつ神社をあとにした。

          ナカタさんとこの龍

           連休中に、あるカフェバーでちょっとした手伝いをさせてもらった。このときで3度目で、父の店以来の飲食店カウンター内は非日常的でたのしい。カウンターのなかで前回みかけなかったものをみつけた。  ひとつは金色のエレガントなお香立てで、そばにホワイトセージの線香の箱があった。店主のナカタさん(仮名)にホワイトセージですねといったら、よく知ってるねと驚かれた。ホワイトセージといえば浄化ですね。  この前のとき、ナカタさんは身の回りのものがよく故障する話をしていた。そういうことが続

          まんじゅうこわくない

           訪問先でもらったまんじゅうである。訪問先というのはよく行く外海で、外海の人たちはこのまんじゅうを「ケイ子まんじゅう」「ケイ子さんのまんじゅう」と呼ぶ。ケイ子さんが作っているのである。  ペタペタした肌の、むっちりした饅頭の皮に、たっぷりのあんこがつまっている。ケイ子まんじゅうはおいしい饅頭なのである。  その日の朝、ちょっとした通信不具合があって呼ばれた。外に出て息抜きができるのがうれしくて、暑いなかでも苦にならない。  朝に連絡が入ったとき、口頭での操作説明を試みた

          動いているのは雲か、我か

           朝や夜が、すこしずつ涼しくなってきていますね。きょうは、仕事のことでおもしろくないことがあって、こころがささくれだっていました。  夕方の空には薄くておおきい雲が青空いっぱいに広がっていて、秋がくるんだという気配がぷんぷんしていました。帰宅して、ベランダで空を見上げると、その薄い雲がふわーっと動いている。  いっしゅん、雲じゃなくて地面ごとわたしが動いているように感じたんですね。それで、タイトルの、これは伊丹十三さんの文章に出てきたせりふだったとおもうけど、これが浮かんで

          動いているのは雲か、我か

          AMEDEI-アメデイ ミニタブレットとスナックトスカーノ-

           そういえばすっかり忘れてしまっている、チョコレートのログ記事です。いつだったか、百貨店のイタリアフェア的な催事で出合ったAMEDEI。久しぶりだねってあいさつして(うそ)、少しだけ購入しました。  AMEDEIはイタリア・トスカーナ州に本社を置く、世界的に有名な高級チョコレートメーカーです。南米にカカオ農園を所有していて、原材料の調達から生産、加工、流通、販売に至るまですべての工程を管理したチョコレートづくりをするのだそうです。  日本には2002年に進出し、札幌や東京

          AMEDEI-アメデイ ミニタブレットとスナックトスカーノ-

          ド・ロ神父の悪魔祓いー島田喜蔵神父の述懐ー

           先日の記事でド・ロ神父(Marc Marie de Rotz)の悪魔祓いのことを書いた。ド・ロ神父のこのエピソードは、教会発行の冊子、外海町誌、他いくつかの文献とも私がみたものでは、ほとんど同じ内容のことが書いてあった。  記事を書いたあと、その場に居合わせて、のちに司祭になった島田喜蔵神父の伝記をみつけた。もしかしたらド・ロ神父のエピソードがあるかもしれない、とおもって開いてみると、書いてあった。内容が他のものと少し違っているのは、伝記が書かれた時期がいちばん新しいから

          ド・ロ神父の悪魔祓いー島田喜蔵神父の述懐ー