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いつもと違うカメラであそぶ

 今週の真ん中はとてもよく晴れていました。空が青くて、空気もカラッとして、じっとしていてはもったいないようなお天気でした。それとグラデーションして、週のあたまとおしりは曇ったり、雨が降ったり。

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 夜には雨が降るかなあ、という日の午後、少しだけ外海そとめに行った。このあたりは雨の前後に霧がよく出る。この日は視界が通らないほど真っ白だった。
 この写真、ノイズに見えるのはぜんぶ、小さな水滴である。画像にはLightroomで「かすみを除去」をキツめにかけているんだけど、実際はほとんど建物が隠れるほどの霧だった。この5分後にはもう真っ白になって、海側では水平線が消えた。

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 天気がいちばんよかった水曜日を過ぎて、朝から雨の降る日の午後に少し時間が空いた。予想図では午後から雨があがって、次第に晴れることになっている。どこかに行こうとおもいながらも決められないまま地図を開いた。

 そう遠くない場所にある名も知らない滝がパッと目についた。距離的に、車を走らせている間に雨があがりそうとおもって、とにかく行ってみようと決めた。

 ちょうど着いたところで雨はあがった。そこは河川公園らしいけれども、雨の平日に人などいない。静かでいい。カメラを持って車を降りた。

 この日はいつもと違うカメラを持ってきていた。こころやさしい師匠が貸してくださったのである。NikonのD7500に、SIGMAの30mm F1.4 DC HSMという組み合わせです。

 最近ズームレンズでばかり撮っていたし、借りもののカメラ、30mmという画角にちょっと戸惑いながら、写真を撮る。雨のあとで、緑が濃い。

 遊具もあった。夏場は家族連れでにぎわうのかもしれない。夏の暑い日に家族連れのいないこういう場所があったらいいのに、とおもう(遊具はいらないから)。

 写真を撮るのも現像するのもたのしかった。

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片山 緑紗(かたやま つかさ)
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