そんな私はカタツムリ。

めっちゃ寒い。
起床時間を知らせる携帯のアラームを止めようと、伸ばした手が感じる寒気・・・さっむ。
ムリムリムリムリムリ。
目覚めたら死亡フラグが立つ気がする。

アラームを止めた手は、寝起きとは思えない素早さで布団の中に舞い戻る。
なんなら自らの足の間に挟んで暖を取る。

スヌーズ機能の因果で止めたと思ったアラームが再び鳴る。
分かっているのだ。起きなくてはいけないことは。
アラームを止め、上半身を起こす。掛け布団に包まれていない肩が悲鳴をあげる。布団の外の空気が冷たすぎて、サーモーグラフィーがあったら一瞬で真っ青になっていると思う。
そして、寒いから我慢ができず布団に引っ込んでしまう。

その繰り返し。

まるで、カタツムリの様に伸びては瞬時に引っ込んで、少しの間を置いてのろ〜り伸びてはまた引っ込んでしまう。
で、結局ギリギリの目覚め。

寝室のエアコンをつけていない弊害なのかもしれないが、寝ている時に乾燥してしまうのは嫌なんだよなぁ。ほら、カタツムリって水分大事だし。
なので、きっと私は明日も1人カタツムリになっていることだろう。

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