《日記》久しぶりだね蒙古斑
階段から落ちた。
息子は1階リビングに居て、何も関与してなくてそれが何よりだった。抱っこして降りてる時だったらと思うとゾッとする。
私は2階から掃除機と服1枚を持って降りていた。この靴下滑るなあと、前々から思っていて、この朝にもそう思ったから履き替えたらよかったんだ。靴下が原因か、ただぼーっとしていたのか、とにかく階段の最後ちょっとカーブしてるところで滑って3〜4段ほどズドドドド。
息子が「どうしたの?なんのおと?」と、廊下に出てきた。わたしが思っていたより、大きな音がしたらしい。
私は倒れ込み動けなくなっていた。痛みもあるが、それより身体的&精神的衝撃で放心状態。
どしたの、なんのおと、と繰り返す息子に、ぎりぎり出せる声で「か、かいだんから、おお、おおちた、」と言っても伝わらず。
永遠に「どうしたの、◯◯くんは消防車だよ」と繰り返す息子。(最近同じ言葉を何十回も繰り返す。)そこは救急車じゃないのかと思いながら
今とにかく動けない、痛い、あっちで遊んでて
と必死に言い続けたところ、「ここ閉めていい?」と言ってリビングの戸を閉められた。無慈悲!閉めなくて良いじゃん!でも折角なのでしばらく休む。
痛いけど大丈夫そうだ。大事に至らなくてよかった。今日みたいなワンオペの日は怖い。もし頭などを打ち、最悪の事態になったらどうなってしまうんだろう。何があってもぜったいに無事でいなければ。
ぶっ倒れたままそんなことを考えた。掃除機が無事なことと腰を打ったこと、肘が負傷していることを確認し、立ち上がってリビングに入った。
息子が微妙な位置で、ぎゅっと口を結んで立っていた。
怒られたと思ったらしい。さっき私の語気が強かったか。
あなたには怒っていない。ごめんけどママは階段でこけてしまい、怪我をした。今しばらく休ませて。
というと
「◯◯くんは!消防車なの!」と言う。
ん?うん。うん??
「◯◯くんは!消防車なの!」
救急車じゃなくて?
「◯◯くん!!!消防車!!!」
さっき散々救急車ごっこしてたやん、今まさに怪我人おるよ…ほんとの…
とか言っても、その後も自分が消防車なのだと繰り返し、どんどん怒りのボルテージは上がっていった。いいよ、もう消防車なのはわかったよ…ところで救急車は?と聞くと「寝ている」と言う。なんで。
1人で遊んでてくれと頼むと息子は驚くほどすんなり電車で遊び始めた。拗ねている。たまに「◯◯くん、ひとりで、あそんでる」と言ってこちらに一瞥をくれた。すまんよ…でもむり…。
ソファに倒れ込むと腰に激痛、仰向けに寝られない。
あとに鏡で見ると、ちょうど蒙古斑の場所が痣になっていた。誰も私の蒙古斑など想像したくないだろうけど、30年ぶりの蒙古斑だ。いや、オリジナルの蒙古斑がいつまであったのか知らんけど…久しぶりだね…!
しばらくソファで寝そべっていた。
見舞いに来た猫が私の腹に寄り添ってグルグルと喉を鳴らしていた。うちの猫たちは、私の具合が悪いときに必ず来てくれる。
息子は相変わらずこちらに背を向けて電車を動かし、たまにチラッと視線をくれる。真顔だ。
空気がどんよりしている。どんな理由であれ、冷たく当たってしまったな。消防車でもいいから来てもらったらよかったんだよな。
改めて「怒ってないよ」と言い、「びっくりしたね、ごめんね、ママもびっくりしたよ」みたいな話をして、ようやく和解した。
肘のほうはほんの少し出血しただけだが、曲げても曲げなくても痛い。嫌なとこ打った。
雨だったので迷ったが、コンビニに大きな絆創膏を買いに行った。普段は外出をぜったい渋る息子だが、珍しく素直についてきてくれた。初卸のレインコートを着てうきうき、おもしろかったみたい。可愛かった。レインブーツで水溜りを謳歌。なんと往復20分ほど、抱っこなしに歩いてくれた!😭
翌日には痛みもだいぶ引き、復活!
今年はこういう地味な怪我や不調がひっきりなしで、厄年を感じる。厄祓いしたときも「厄年って気持ちの問題かもなあ」と思っていたけど、その態度が神様にはいけすかなかったのかもしれないなあ。精神面の不調を鑑みても、何かまとわりついている気がする。
乳腺症(無症状)、コロナ(2〜3日で終わった)、萎縮性鼻炎(痛いしクサイ)、顎関節症(思いのほか四六時中辛い)、手の指に謎の膿(きもい)、ホルモンバランスの乱れ。
あとよく頭痛がするようになった。
地味だ、ぜんぶ地味で命に別状は無いのが救いだが、不快メドレーだ。
今日は重たい引き出しで指を挟んだ。
出先のお店では、膝下の高さの棚から木製の子ども椅子が落ち、足の小指に直撃した。
重量4.5㎏のお品。私の小指ちゃんは紫芋のようになっている。今はこれが1番痛いです。
体力の衰えもひしひしと感じている。免疫も落ちてるのかもしれない。
とにかく今は息子といっぱい動き回れるように、そしてゆくゆく元気な老後を送れるように、少しずつ身体を鍛えていきたいなーと、寝転がってゴムチューブをビヨビヨさせてみたりする。起き上がりたくは無い。出来るだけぐうたらしながら身体がムキムキにならないかを、真剣に考えている。