《日記》8月1日
7月半ばに入ったころ、私の心はまだ3月とか4月だったので大焦りした。
気づかないうちに息子のトイトレに本気出したいシーズンに入っていたのに本気出しておらず、
幼稚園保育園も秋までにいろいろ見学に行こうと思っていたら、もう幼稚園は夏休みに入った。季節は私の背後を通り過ぎていったのかもしれない。
ところがそれから、いつの間にか私のほうが季節を追い越していたらしい。
今朝、今日から8月ということを知り、まだ8月始まってなかったことに絶望した。
もう一夏ふた夏分の暑さを摂取した気がする。ほとんど室内にいる私でさえ。身体の奥のほうから「もう秋だよ」と声が聞こえる。
しかも最近は晩に外に出ると涼しい。子供の頃の夏ってこうだったよな、ああ、昔の話をしちゃうほど歳をとったんだな、と色々しみじみする。
午前中は買い物に行くはずがトイトレに熱心になってしまった。
私が躍起になってしまい、息子は息子で一度座ると平気で20分とか長居する。それで一回にえらく時間がかかるのだが、スッポンポンですごしてもらうも何も出ず、4回ほどトイレに座ったものの結局諦めておむつを履いたときに出たようで疲弊した。そしてそれをぐちぐち言ってしまって最悪なわたしだった。
おむつが蒸れて嫌そうなのでトレパンも使ってみる時があるが、別に濡れても不快ではないらしい。とても吸収が良いトレパン…。
そんなわけで午前中は家で、微妙な雰囲気で過ごした。
息子も内心は疲弊していたり、ショックを受ける私にショックを受けていたかもしれない。
トイトレはしばらく休んでみようかと思う。
申し訳なさもあり、いっしょにマンゴージュースをつくった。冷凍マンゴーとカットいちごを解凍して、マッシャーで潰して牛乳で割るだけなのだが、蜂蜜を足したこともあり美味しかった。
牛乳を入れる前の色が華美で非日常だった。息子もわたしもがぶがぶ飲んだ。
午後は買い物に行くなどした。憧れの高所作業車を見て、どぎまぎしていた。
他なにか書こうと思っていたのだが疲れたのでやめる。
今「ぱぱーーっ」と言いながら起きた。最近わたしにべったりなので、夫が知ったらよろこぶだろう。水を飲んでもらったら健やかに寝た。
そういえば寝る前にあまりにおむつを変えないので、私が普通の顔してオムツを頭に被っていたらツボだったらしく、ふたりで被ってツーショットをとった。息子はどこかの王様のようで可愛かったが、私はどこかが悪い患者のようだった。
絵本を読んで常夜灯にしてしばらく経った頃、
もう寝たかなあと思ってふと見たら、とつぜん四つん這いの尻がこちらに突き進んできてこわかった。めっちゃ笑った。
つまり息子はまだ起きていて、私が爆笑したのでまだやろうとしたが、もう寝る時間だからと明日一緒にやる約束をして、寝てもらった。明日もこの光景見るのか。
愉快である。おやすみ。明日はすこしゆっくり起きて、どこか出かける予定。
さっき一階に降りたら猫たちが虫と闘っていた。虫さんごめん。