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【書評エッセイ】10月に読んだ本たち。
最近 noteの更新が滞っておりますが、あっと言う間にもう11月です。
読書だけがしっかり進捗しています(笑)
今回は10月に読んだ本をご紹介させて頂きます。
雑読種ゆえ、一貫性ありませんが、是非のぞいてみてください。
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村田エフェンディ滞土録 / 梨木香歩
1899年のここトルコが舞台の小説です。トルコに考古学の調査で派遣された日本人留学生の交友録。しみじみとした味わいのあるいい本です。梨木さんの本を読んだのは初めてでしたがファンになりました。2年ほどKindle内積読していたこの本を発掘(考古学だけに)して読んだ自分を褒めてあげたい。
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大事なものは見えにくい / 鷲田清一
哲学系エッセイはいつでも大好物です。隙間時間にちょこちょこ読むのに最適です。
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パレスチナが見たい / 森沢典子
この本もKindle内積読に6年!ほど埋れていた本。著者が現地に入り込んで書いたリアルな本。もちろん本一冊読んで全貌を把握できるような問題ではないが、パレスチナ問題のカケラだけは見えた。
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勝間式超スローライフ / 勝間和代
この本ついては以前noteに書きましたので、是非こちら☟を読んでみてください。アフターコロナは自宅最強化が最強です。
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ぐるりのこと / 梨木香歩
前述の梨木さんのエッセイ。「ぐるりのこと」と言いながら、セブンシスターズ、ローザルクセンブルク、環来神社、藤原旅子、コンヤ、メヴレヴィー教団、キテレツ大百科、芭蕉、ラストサムライ、西郷隆盛、EWサイード、正木ひろし、宮沢賢治、寂蓮法師、金田一京助などなど、時代と国境を越えて駆け巡る著者の思索と一緒に駆け巡る本。
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週末はNiksen / 山本直子
ここからは「オランダ3部作」。次男がオランダの大学に行くとか言い出したので、「知りたいことがあれば3冊本を読む」という自分ルールに従って、親が慌てて勉強してるシリーズです。この本についてもnoteに書きました☟
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オランダ紀行 / 司馬遼太郎
オランダの都市、歴史、人物を巡って、関連のある事柄に時空を超えてあちこち飛び回る。司馬遼太郎の壮大な知識空間での飛び回り感が味わい深い。オランダという国について多面的に俯瞰できた。
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幸せな小国 オランダの智慧 / 紺野登
この本は社会イノベーションを中心とした視点から。オランダを語りながら、日本がどうあるべきかのアイデアも提言。他国を知ることは、日本について考える絶好の機会になる事を再認識。
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わたしの名は赤(上) / オルハン・パムク
ノーベル文学賞作家の代表作。オスマン帝国時代のイスタンブールでの画家の物語。正にこの本の現場イスタンブールでこの本を読んでいると、物語の世界に完全に引きずり込まれる。うちの窓から見えるあのモスクのあたりに登場人物たちがいそうな錯覚を覚える。特に寒く煙ったような冬の日には。下巻が楽しみ。
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地政学 / 奥山真司
ここでまた「俯瞰したい病」が出て、この本で世界の今の地政学を俯瞰。写真☟のとおり教科書のようにポイントが整理されていて無茶苦茶分かりやすい。「世界を俯瞰したい病」にかかっている方にはオススメの最新の一冊。
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表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 / 若林正恭
旅ズレ(?)してしまっている私ですが、「コロナ後にまた旅ができるようになれば、原点に戻ってこんなピュアな旅をもう一度取り戻そう!」と決意させてくれた本。
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面白いそうな本がありましたら、是非読んでみて下さい。
リアルな旅がコロナに止められても、本での旅は誰にも邪魔させない。
では、また😎
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