【書評エッセイ】8月に読んだ本たち。
日本に来て1ヶ月が過ぎますが、ずっと低空飛行を続けてきました。
本を読む元気がないというのは、私にとって相当重症でありまして…。
東京での隔離を終えて、大阪に移動してからも、低空飛行は続きました。
本屋に行けば元気になるだろうと思って、マイ本屋の梅田蔦屋に行っても、本を手に取る元気がないという体たらく…。
(そもそも今回は紙の本を1冊たりとも買う、荷物スペースの余裕はないのですが)
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そんな中でも(そんな中でこそ)、いい本との出会いはありました。
超低空飛行の私のお供をしてくれた本たちをご紹介します。
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RANGE 知識の「幅」が最強の武器になる
これはおもしろかった!なぜこの本はもっと話題にならなかったのか不思議です。(いや私が知らなかっただけかも…)。
閉じた専門性を否定する内容に頷きっぱなし。
私の雑読主義・雑聴主義を後押ししてくれました。
特に子育て中のお父さん、お母さんには読んで欲しいです。
おすすめします。
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ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」
「異端」が「異見」を聞いて成し遂げたターン・アラウンド。平井さんの異端ぶりは身に覚えがあるような気もします。
派手さはなかったけれど、すごい実績を残してサクッと引いた平井さんの、ソニー再生物語。
本の装丁はもう少しソニーらしくかっこよくして欲しかったな。
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ムスコ物語
子育て系の本も大好きです。ヤマザキマリさんの本であれば、なおさら。
親が勝手にあちこちに移動して、子供が振り回されながら逞しく成長していくのは、うちとそっくり。
あとがきにかえて、デルス君の「ハハ物語」があり彼の言い分も聞ける。 うちのムスコたちも「チチ物語」(彼らの言い分)があるだろうな…。
こちらも子育て中のお父さん、お母さんにおすすめします。逆にお父さんが読むと更に効くかも。
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自分の運命に楯を突け
この本にはパンチ入れられまくりました。
バイクで大学に通っていた学生時代、左に曲がれば大学、右に曲がれば万博公園という別れ道で、いつも右にウインカー出して、万博公園で太陽の塔を眺めながら、芝生に寝転がって本を読んでいたことを思い出しました。
全若者に配って回りたいほどです。おすすめします。
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これほど体調不良が長引くのは初めてですが、先週から徐々に戻ってきています。
食欲だけはありますので、日本のおいしいものを食べながら、「次」に備えて、完全復活したいと思います。
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