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【エッセイ】背表紙のビオトープ。
今回は私が勝手に「読書の師匠」として師事させて頂いている荒木博行さんのご紹介。
いつも荒木さんのVoicyを聴いているのですが、この2回シリーズは神回だったので、ご紹介させて下さい☟
このVoicyで荒木さんが紹介されているのはこちらの本です☟
「積読こそが完全な読書術である」 永田希著
◆
永田さんがこの本の中で紹介されている概念が積読による「ビオトープ(Biotope) 」。
ビオトープとは、「生物群衆の生息空間」のこと。
荒木さんはVoicyで、ご自身の積読ビオトープに関する考察を紹介されています。
◆
まずは、荒木さんがツイッターで紹介されているご自身の積読=背表紙のビオトープをご覧下さい☟
読書好きな人なら、これを見ただけでウズウズしてきたはず。
雑読主義者の私は荒木さんの雑読ぶりもしびれます。
最近仕入れた本
— 荒木博行 (@hiroyuki_araki) April 17, 2021
『マイクロアグレッション』
『文化がヒトを進化させた』
『建築から都市を、都市から建築を考える』
『純粋理性批判 上下』
『実力も運のうち』
『生命、エネルギー、進化』
『人類学とは何か』
『習得への情熱』
『ノーラン・ヴァリエーションズ』
『HUG』https://t.co/dZQJtIiTRn pic.twitter.com/mhIIlF5I9B
最近仕入れた本ズ。今回は16冊くらい。
— 荒木博行 (@hiroyuki_araki) April 10, 2021
『われら』
『派遣で入った僕が34歳で巨大グループ企業の役員になった小さな成功法則』
『ライフピボット』
『AI時代の新キャリアデザイン』
『社会心理学講義』
『生命科学的思考』
『よきリーダーは哲学に学ぶ』
『手の倫理』
『私たちはどこにいるのか?』
→ pic.twitter.com/haqLcCKbQq
最近仕入れた本ズ。
— 荒木博行 (@hiroyuki_araki) April 6, 2021
『知覚の哲学』
『レトリック感覚』
『車輪の下で』
『なぜ古典を読むのか』
『リフレクション』
『プラスチックと歩む』
『DXの思考』
『起業よ天才!』
『メイキング』
『オルテガ著作集1』
『The B Corp Handbook』
読まない内に本の魅力を語ったよ。https://t.co/KOtjultM0N pic.twitter.com/qGDl1h3HX7
◆
荒木さんの積読=ビオトープに関する考察を整理させていただくと、
▶︎積読に包まれながら自分の考えを涵養する。
▶︎背表紙が新たな知的欲求・好奇心を喚起する。
▶︎積読に囲まれることで、もっと謙虚になり、もっと勉強したくなる感覚に襲われる。
▶︎視野に入るものが思考に影響を与え、自分の言葉が変わる。
▶︎音楽的読書(単線的。平坦に読む)から絵画的読書(濃淡のある読書)への変化を促してくれる。
▶︎積読は自分のビオトープであり、自分の美術館である。
▶︎積読たちの背表紙が描く抽象画を近くから遠くから眺め、1冊の本(点)としてだけではなく、背表紙同士の関係性(線)に想いを致し、読んだ時に本同士が接合することに期待する。
◆
海外在住の為、紙の本が買えず「Kindle内積読」に甘んじている私は、荒木さんの背表紙のビオトープを観賞しながら、地団駄を踏んでおります。
ああ、紙の本を買って、荒木さんのように美しい背表紙のビオトープを創りたい!
荒木さんの著書はこちらです☟
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