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【書評エッセイ】オードリーが教えてくれた。
お笑いのオードリーじゃなくて、タンさんの本について。
「天才好き」の私は、当然読んだ。
◆天才が天才になった理由
校内暴力被害・登校拒否・ジェンダーの悩み・父親との確執。
普通に考えればネガティブなことばかり。
しかし、一方でこれらは「天才を生む境遇の定番」だとも言えないか?
それらの境遇も、母親の愛情・コミュニティー・コンピューター・海外生活などと掛け合わせれば、オードリー・タンのような天才が生まれるのだ。
なので、校内暴力、登校拒否、ジェンダー、親との確執などで悩んでいる場合ではない。
何か別なものと掛け合わせて、天才を生み出そう!
ネガティブな何かに別のものを掛け合わせて、全く違うポジティブな物に変えてしまうという発想は全然ありだと思う。
◆ポモドーロ・テクニック
彼女の時間管理の秘訣は「ポモドーロ・テクニック」にある。これは生産性や効率性を上げるために、25分間仕事に専念し5分間休憩することを繰り返す方法だ。
この仕事法を発明したイタリア人のフランチェスコ・シリロは、大学時代にトマト(イタリア語でポモドーロ)の形をしたタイマーで、25分間の仕事時間を設定した。
私はこのテクニックを即リモートワークに取り入れた。
Siriに25分タイマー設定をお願いして、仕事を開始し、アラームがなれば仕事を止めて、とにかく椅子から立ち上がる。
またSiriに5分タイマー設定をお願いして、5分間、外の景色を見たり、軽い運動をしたりする。
25分仕事+5分休憩をワンセットにして、仕事中ずっとこれを繰り返す。
3時間仕事をして15分休憩ではなく、ここまで細切れにするのがポイントだ。
このテクニックを取り入れてから、体調が戻ってきた。
◆台湾と日本の政治の格差
巻末に特別付録として「台湾 新型コロナウィルスとの戦い」がついている。
実はこの特別付録がひょっとしたら本編よりも面白い。
台湾の政府がいかにコロナと戦いに勝ち続けているか、その詳細が記載されている。
これを読むと日本の政府との質の格差に愕然とする。
大きな声では言えないが、この巻末付録だけでも本屋で立ち読みする価値はある。
◆
実はこの本を買ってすぐ、本人が書いた別の本が発売された☟
正直、悔しい…。
けど、表紙のデザインはこっち☟の方がかっこいいぞ😎
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