『アレ(A.R.E)』のとき、後悔のない人生を。 今年最後に健康に対する想いを語ります②
こんにちは!動ける&健康な身体をつくるトレーナー、坂下です。
今回も前回に引きつづき、『健康』についての想いを綴ります。
『人生100年時代』を生きるために
今年の夏、102歳で私の祖母が天寿を全うしました。
日本は世界一の長寿国と言われ(諸説ありますが)、2023年現在で100歳以上の方は9万人を突破しています。
しかし、平均寿命と健康寿命は残念ながら同じではありません。
健康寿命とは、介護をうけたり寝たきりになったりせず日常生活を送れる期間のことですが、日本はこの2つの寿命の差も世界一とされています。
また、平均寿命というと、いまの自分がなんとなくそこまで生きられると期待されるかもしれませんが、
平均寿命の基準は『いまの0歳児』があと何年生きられるかを予想したものに過ぎません。
また、『平均寿命の諸外国との比較は、国により作成基礎期間や作成方法が異なるため、厳密な比較は困難』
とされているため、真に受けれるものではないと考えてください。
死因としては、3位の老衰による死が死亡総数の約9%となっているので、10人に1人だけ。
その他の9人は病気、不慮の事故、自殺で亡くなっていることになります。
1位は不動の『がん』。国民の2人に1人がかかり、3〜4人に1人ががんにより亡くなっている計算になります。
いろいろ気をつけてはいる私自身も『まぁ普通にかかるよな』と覚悟をきめています。
なにしろ2人に1人なので。
さらに、年齢別の死因の構成割合では、
5〜9歳➜がん、不慮の事故
10〜14歳➜がん、自殺
その後15〜40歳くらいまでの死因の多数を、
『がん』だけでなく『自殺』が占めています。
カラダだけではなく、メンタルの健康を失って自殺が多くなっていることも寿命を縮めてしまう大きな要因。
ただし、メンタルの状態はカラダの状態からの影響がとても大きい。
自殺の原因は、本人がメンタルを病んでしまうのはもちろん、まわりの人間のメンタル状態の悪さによる精神的な攻撃も原因であるため、
とにかくすべての人がカラダの健康を整えておくことは何より大切だとおもっています。
健康に生きるための『ヘルスリテラシー』とは?
『ヘルスリテラシー』とは、
健康に関する情報を『入手、理解、評価、活用』する能力です。
WHO(世界保健機関)は、ヘルスリテラシーを、
『良好な健康状態の維持、増進のために必要となる情報にアクセスし、理解し、活用する個人の意欲や能力を決定づける認知と社会的スキル』
と定義しています。
世界的には、ヘルスリテラシーに関する研究は増加しているものの、日本ではまだまだ不十分だとされています。
国民のヘルスリテラシーが不十分だと、多くの健康問題に対処できなくなり、国としては医療費の増大につながります。
制度上の問題もありますが、ご存知のとおり、日本の医療費はドえらいことになってるわけで、
防衛費、教育費など他に比べても圧倒的にお金がかかっています。
キレイ事抜きに、国民みんなが健康に気をつけなければ、どーにもこーにもならないですよね!?
自分たちはもちろん、次世代の負担をこれ以上増やさないためにも、ヘルスリテラシーを高め、健康力を高めることは大きな課題。
ヘルスリテラシーを高める4段階
健康情報の入手
健康を手に入れるためには、自ら学ぶことや詳しい人から情報を入手することが必要です。
情報を収集することに価値をおき、いろんなアンテナを持っておくことが大切です。
理解する
情報を入手するだけではなく、それを理解する力が必要になります。それまでに蓄積された情報と対比することも重要です。
評価する
ここが大事!
理解した情報を『そのまま』鵜呑みにしてしまっては、それが間違っていたり自分に合わないものである場合、思わぬ不健康へつながるおそれもあります。
現代の多すぎる情報のなかで、正しい評価が出来るかどうかはいちばんのポイントです。
活用する
正しい評価ができても、何も実行しないのでは意味なし。実際に健康的だと評価したことを実行していく行動力も大切ですね!
次回最終
『アレを前に、何を想うか。』
へつづきます。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!