見出し画像

ダイエットの第一歩目は『何をするのか?』ではなく、『自分を深く理解する』こと。①

こんにちは!『動ける&健康なカラダ』をつくるトレーナー、坂下です。

今回は、若干スピリチュアルなタイトルになってしまいましたが、カラダづくりに大切な科学的内容をお伝えしていきますので最後までお読みください。



ダイエットの成功に必要なものは?

正しい情報の選択

以前の投稿で、ダイエットには総合力が大事ということで『食の5W2H』をについて書きました。

正しいカラダづくり、正しいダイエット法を知る、ということはとても大切です。

なぜなら、現在のようにだれでも気軽に情報発信できる世の中では、多くの情報が手に入る反面、まちがい情報を選んでしまう確率も大きくなり、まちがった方向へすすんでしまいやすいからです。

『正しさなんて、誰にもわからないよ』
『人は、まちがいながら歩んでいくものさ』

などと、ノー天気なことを言ってる場合ではありません。

なぜなら健康に関するまちがいは、そのまま
『病気』や『死』へ直結するからです。

健康に『トライアル&エラー』は、ない。


明確な目的はある?


また、このような『正しい情報の選択』のまえに、『明確な目的』も必要となります。

たとえば『登山』をするにしても、目的がより具体的で明確に決まっているほど、正しい情報の選択ができ、達成率は高まりますよね。


しかし登山でもダイエットでも、明確な目的を決め進んでいくためには、
『自分自身を深く理解する』ことも必要です。

そもそも自分自身のことが分かっていないと、正しい情報を選択することも、明確な目的を決めることもできないからです。

自分は何者?、、、。


というわけで、ダイエットは外の情報に意識を向けるだけじゃなく、

『自分自身に目を向けること』が第一歩目。

自分の『潜在意識』にも目を向け、目的を深堀りすることも大切ですが、

メンタル的なことはいったん置いておき、
フィジカル面で自分のことを深く理解する方法をみていきましょう。


自分の遺伝子タイプを理解せよ

倹約遺伝子理論とは?

ダイエットでは、多くの情報や他人の成功例にとらわれがちになりますが、これだけでは失敗する可能性も高くなります。

1つの例が、自分の遺伝子タイプに合わないダイエットをしてしまうことです。

人間には両親からもらった遺伝子の情報による特徴があります。

そして、この遺伝子情報には太りやすさの特徴も人それぞれでちがい、ダイエット法もそれぞれでまったくちがってきます。

いくら正しいダイエット法だとしても、タイプに合わない方法を選ぶと、効果がでないどころか逆に太ることにもなります。


遺伝子タイプによりダイエット法はちがう

『人類の歴史は長い飢餓の歴史であったため、食べものを摂れるときにはすぐに脂肪にして蓄えようとする』

これは、『倹約遺伝子理論』とよばれます。

そして脂肪を蓄えようとするための遺伝子タイプには、通称
『リンゴ型』、『洋ナシ型』、『バナナ型』
などがあります。

ダイエット的に『自分を深く理解する』ことの1つは、まさにこの遺伝子タイプを理解すること。

たとえば
リンゴ型遺伝子タイプ(β3アドレナリン受容体というものに変異がある)』
の人は基礎代謝が1日約200kcal以上も低くなる可能性があり、
これは毎日積みかさなるものなのでバカにできない数値です。

そしてそれぞれには、体型の特徴、太りやすい食事のタイプ、有効な運動などにちがいがあります。

リンゴ型遺伝子タイプの人は、男性に多い、糖分・トランス脂肪酸などで太りやすい、などの特徴があり(傾向がつよい)

ダイエットに有効な食事のポイント、注意点、食べる順番、推奨される栄養素などはまったくちがってきます。

また、ダイエット指導では常識とされる、
『ベジファースト(野菜をはじめにとる食事法)』
により、カロリーの吸収をおさえようとする方法がありますが、
これを『バナナ型遺伝子』の人のダイエットで行うと、筋肉が減ることになり余計に太りやすくなってしまいます。

とにかくこれが、方法論など自分の外側だけに答えを求めるキケン性のひとつ。

遺伝子タイプを理解しないまま、
『とにかく野菜から食べましょう!』
という情報をそのまま信じるのは御法度です。

ベジファーストを信じた結果(TT)


次回へつづきます。

この記事が『参考になった!』と思った方は、
『スキ』&『フォロー』で応援していただけると更新の励みになります。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?