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アートは外見ではなく内面の話

気になるアーティストさんのグループ展に行ってきた。

私の目当てのアーティストさんは、人間など生き物の「生」と「死」の概念を絵で表現している。
その方自身、東南アジアに行って断食をし、飢餓を経験し、前世の死が見えたという。
経験が絵に繋がっているのである。

彼の作品の情感的側面は、色彩よりもデッサンによって表現されていた。
一種のスピリチュアル的な描写は、その場に縛りつけられるような強いパワーを感じさせる。

「この人何回生まれ変わったんだろう…」と思うほど生と死の境界や死後の世界を象徴的に描いていた。
まるで魔力に包まれるような感覚だった。正確にいうと感覚というより体験に近い。

思考や経験によってひとつひとつ蓄積された内面世界は絵に表れる。
つまり服や音楽や絵や言葉は、外見だけではなく内面でもある。

自分を理解する深度が深ければ深いほど、内から漏れ出る世界観が確立していくと思う。

これは現時点での私の考察。
概念的な美についてこれからも考えていきたい。

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美咲
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