七瀬 充

七瀬 充(ななせ みつる)/アラサーのパパ/都内の金融機関でディーラー/記述は事実をもとにしたフィクションであり、実在の人物・団体等とは一切関係ありません/ブログはこちら→www.7se.tokyo

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最近の記事

結婚を考えるカップルに知ってほしい『恋愛ハイ』と『産後クライシス』

 ピコ太郎ブームに「I have a シャブ〜♪」で乗っかった人が捕まってしまいました(´・ω・`)  それはさておき、じつは脳科学的には、薬物でハイになるのと、恋愛でキュンとときめくのは、けっこう似てるらしいです。→論文  ベッキーさんに限らず誰にだって、「どうしてあんなヤツに夢中だったんだろ…」と今だから思える恋愛経験があるはずです。いってしまえば、当時はハイで馬鹿になっていたのです。アイドルはこれを「恋は盲目♡」などと可愛く表現しますが、要は、脳内麻薬で飛びすぎて冷

    • トラちゃんの社交辞令で思い出した、バイト面接での苦い経験

       トランプ氏の外交デビュー戦として注目された、安倍・トラ初会談がきのう無事に終わり、トランプ氏からは「すばらしい友情が始まった」とのコメントがあった。→トランプFB  どこからどうみても社交辞令なのだが、少なくとも、会談前に一部でささやかれた『暴君トランプ丸出し』予想、つまり氏がいつもの癖で「おい、日本。おれはfu〇kin’ greatトランプ様だぜ!世界の中心だから従えよな!」とつい口走っちゃうかも…といった観測はぜんぶ外れたことになる。  また、選挙前は、トランプ

      • 『腕まくら神話』に終止符を。

         腕まくらする慣習は廃止すべき、という話を飲み会でしたら、意外にもアラサーのOLふたりから、まずまずの賛同を得られた。OL曰く、「最初はまぁ嬉しいけど、寝てる途中で気になる」「でも、相手の優しさを拒否しているようで断るに断れない」と。  ぼくは学生時代、少し大人ぶってやろうと、苦いビールを飲み、吸いたくもないタバコを吸い、当時の彼女に人生で初めて腕まくらをしてみた(もちろん、さも慣れてる風に)。ところが、夜中に尋常ではない腕のしびれを感じて目を覚まし、「冗談じゃねぇぞ!」と

        • ビルゲイツは行列に並ばないだろうけど、ぼくは並ぶ

           ビルゲイツの総資産は約9兆円だといわれます。9兆、といっても単位が大きくて想像しづらいですが、9兆円とは、3億円の宝くじが生まれてから死ぬまで毎日当たりつづけたぐらいの金額、と言い換えれば少しはリアリティがでてくる気がします。  はじめてWindowsが発表された’95年を起点とすると、ビルゲイツはおよそ20年でこの資産を築きました。ざっくり、年収は4,500億円(=9兆円÷20年)ということになります。1年間は約9,000時間であり、この間ビルゲイツが人生の半分ほど

          幼少期の錦織圭&シャラポワを後押しした『英断』

           卓球やテニスは、プレーはしないけど、観るのは好きだからよく観る。テニス・錦織圭は先日、銅メダルを獲り、日本人選手としては96年ぶりの歴史的快挙をとげた。もちろん僕は、ステテコ姿でテレビにかじりついて応援した。倒した相手は王者ナダルで、錦織自身が少年時代から尊敬してやまないスーパースターだった。  5歳ではじめてラケットを握った錦織は、早くから頭角をあらわし、11歳の時点であの松岡修造からセンスを認められていたそうだ。そして、13歳のときに米国の選手養成所からスカウトを

          幼少期の錦織圭&シャラポワを後押しした『英断』

          スポーツ『は』素晴らしい、と改めて思った

           かつての ”泣き虫 愛ちゃん” も、いまやチームを引っ張る立派なキャプテンだ。団体戦の準決勝で惜敗したとき福原愛は、チームのことを考えて涙をこらえ、気丈にふるまっていた。気持ちを切り替えて臨んだ昨日の3位決定戦で、日本チームは勝利し銅メダルを獲得した。戦いを終えたあとのインタビュー中に、メダル獲得の喜びからか、またはキャプテンの重責を無事に果たせた安堵感からか、愛ちゃんが今大会ではじめてカメラの前で号泣したのが印象的で、涙を誘われた。 ☆ ☆ ☆  かつての ”国民的ア

          スポーツ『は』素晴らしい、と改めて思った

          『ナルシスト』こそ最強のライフハック術

           自分に自信を持つのは良いことだが、それが行き過ぎると「ナルシスト(笑)」と嘲笑を受ける対象になる。  どこからが「行き過ぎ」なのかは議論の余地があるものの、一般的には、窓ガラスに映る自分にうっとりしたり、セルフィーを100枚撮ってそのうちの何枚かをSNSにアップしたりするだけで、裏では「きも」とか「キンモ」とか「バカ」とか「しんで」と言われてしまうようだ。  正直に告白すれば、僕自身も昔はそんなナルシストたちを「きもw」および「キwモwすwぎwwwwwwww」と嘲り笑う

          『ナルシスト』こそ最強のライフハック術

          あの日、僕は失踪した。

           すべてを投げ出してどこか遠くへ逃げてしまいたい。  あなたは、そう思ったことは無いだろうか?ごく一部の楽天的な人間を除けば、誰にだってそういう瞬間はあるものだ。僕は、ある土曜日の夜、失踪を決意した。理由はありきたりで、仕事のストレスに耐えきれなくなったためだ。気付いた時には僕は行くあてのない電車に乗りこんでいた。 ☆ ☆ ☆  当時の僕は、組織ピラミッドの最底辺に位置するソルジャーで、毎日 朝から深夜、ときには朝から「朝」まで働くのが日常だった。カロリーメイトやからあ

          あの日、僕は失踪した。

          お金のレンタル料『金利』とは?

           僕はツタヤに行くとよく思うのですが、ツタヤが客にDVDをレンタルし7泊8日で300円のレンタル料を得るのと、銀行が客に1億円をレンタルし365泊366日で100万円のレンタル料を徴収するのとではどう異なるのでしょうか?  商品を貸し出してその対価を得るという点ではなんら変わりません。たまに金融業を批判する人がいて、そういう人は「金融は金で金を稼ぐ卑しい商売だ」と言いますが、ではDVDを貸すのはOKなのでしょうか。貸すものがDVDからお金に変わると怒る理由がよくわかりません

          お金のレンタル料『金利』とは?

          国語の教科書で『焼肉の話』をするのはどうだろう?

           大学生のころ、よく遊んでいた友人らと「たまには家で焼肉でもしよう」ということになった。スーパーで安い肉やお酒を大量に買い込み、男4人だけの焼肉がスタートした。初めのうちは、「やっぱり宅飲み最高だよね〜」「牛角の100倍コスパいいじゃん!」「合コンだったらもっと良かったけどね」なんてお決まりの会話(?)を交わしながらわいわい楽しんでいた。  だが、途中から少し雲行きが怪しくなった。十分に買ってきたはずのパック肉に、うっすらと品薄感が漂いはじめたのである。誰も料理経験がなかっ

          国語の教科書で『焼肉の話』をするのはどうだろう?

          (後編)Enterキーを強く叩く後輩をどう注意するか?

           きのう話したように、他人の癖を注意するのも一苦労だ。誰しも人間関係に余計な摩擦を生みたくないと思う。  しかし、だからといって、望ましくない癖を放置し周囲はそれに耐えるべきだという話にはならない。短期間ならまだしも、職場のような閉鎖的な環境だと、ほんの少しのストレスが長期的には大きな問題になりうる。たかがEnterキーの強打ぐらいで…と笑って見過ごすわけにはいかないのだ。  それでは、どう注意するのが良いのか?  いろんな注意の仕方を7つに分類し、それぞれの良い面

          (後編)Enterキーを強く叩く後輩をどう注意するか?

          (前編)Enterキーを強く叩く後輩をどう注意するか?

           「なんかEnterキーに恨みでもあんの?親のかたきとか?」  そう尋ねたくなるほど、となりの席に座る後輩はEnterキーを強く叩く。「ツッターン!!!」  もちろん、想像力をめいっぱい働かせれば、エンターキーだって親のかたきになりうる。たとえば、会社を経営する父がネットバンクで振込をしていたところ、なぜか突如としてエンターキーがきかなくなり、結果、振込に失敗。そのせいで二度目の不渡りを出してしまい、すぐに会社は倒産。一家は路頭に迷うハメになった——とか。彼がキーボー

          (前編)Enterキーを強く叩く後輩をどう注意するか?

          ときにお金が台無しにする

           日常には、お金が絡んではいけない場面がある。  誕生日プレゼントに現金を贈る人はいない。図書券やギフト券が一般的だ。  お世話になった恩師から夕食に招かれたときに、お礼としてお菓子やワインなどを手渡すのはわかるが、その代わりに1万円を差し出したりしたら変な空気になるだろう。  あるいは、電車で席を譲ってくれた人に対して、老人が「私はこれから15分座ります。あなたの時給が2,000円だとして500円分になります。お受け取り下さい」と支払っていたらびっくりする。  また

          ときにお金が台無しにする

          つまり、オモテナシ監視委員会です

           祖父母と孫は、オモテナシしたい側とされたい側で利害が一致しているので、二者だけで会うと、際限ない接待の嵐になってしまいます。これは原理的に仕方のないことです。しかし、そこに親が入ることでエンドレスな接待に一定の歯止めがかかります。この場合、親は、オモテナシ監視委員会として機能することになります。 ☆ ☆ ☆  もちろんパパたちも、じいじ&ばあばや君の気持ちを理解しているので、年に数回の集まりぐらい、ある程度のことには目をつむるつもりではいます。  ですが一方で、なにごと

          つまり、オモテナシ監視委員会です

          『社長たちの信念』

          上場企業の社長三名に対して、記者がインタビューした。 ——今の社長があるのは、これまでどんな信念を持ってやってきたからですか? 居酒屋の社長「別にたいしたことありませんよ。唯一の信念は、お客さま・会社のために苦労をいとわず、朝から晩まで身を粉にして働くということです。もちろん、自分の収入や休みなどは二の次に考えます。」 引っ越し屋の社長「同じです。」 服屋の社長「奇遇ですな!私もまったく同じですよ。」 ——なるほど!御三方がそうおっしゃるということは、その信念こそが

          『社長たちの信念』

          先生が教えてくれないお金のこと

           今日はちょっとお金の話でもしましょう。  お金はみんなに関係し、いくら知ろうと知りすぎることはないと思うのですが、なぜだか学校ではまったく教えてくれず、代わりに「サイン、コサイン、タンジェント!」をとことん詰め込まれます。  余談ですが、「サインコサイン〜」は語呂がすごく良いのは認めるのですが、残念ながら、現実社会でこの知識が役立つことは、ほぼ皆無です。パパも、比較的、数字にうるさいお仕事をしていながら、会社で「ここのタンジェントどうなってんの?」とか言ってくるおじさん

          先生が教えてくれないお金のこと