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簡単最速!?左右の刺激だけで、不安を軽減するメソッド


トラウマケアの定番 EMDR生まれのセルフケア
『タッピング・イン』という新しいメソッドを見つけた。


EMDRとは、目を左右に動かすことでトラウマを解放する有名な技法だが、医師にしか使用が認められていない。
(でもEMT(アイ・ムーブメント・セラピー)という名称になると、セルフケアしてもいいことになっている。謎だあ)


『タッピング・イン』は、EMDRや神経科学から着想を得た、肯定的な記憶(リソース)を思い浮かべることと、身体の左右の部位を交互に刺激することで、心身を安定化・ケアする方法だ。

自分を癒し,支える力は自身の内側にある。

ポジティブな記憶(リソース)をイメージしながら,手で膝などをトントンと交互に軽く叩く(タッピングする)というシンプルな方法で,自らの心身を安定化・ケアするためのガイド。不安の軽減,トラウマの応急手当,嗜癖からの回復,パフォーマンスの向上など幅広く活用できる。

『レジリエンスを活性化する タッピング・イン:トラウマケアの定番EMDR生まれのセルフケア』の概要


目次を見ると、ポジティブな記憶(リソース)についての記述が長々しい。
パラパラ立ち読みしてても、うんざりした。

高いし、買わないことにしたのだが、気になったポイントがあった。

第4章  不安を管理する

不安を管理するためにタップ・インするリソースの提案 

タッピングするだけでも自分を落ち着かせることができる 

目次

指で体の左右の部位を、トントンと交互に軽く叩くだけでも、効果あるのか。



確かに最新のトラウマ研究では、身体の左右の部位を使うことで、左右脳の活性化させ、心の回復を促す手法が提唱されている。


左右脳の活性化でいいなら、右手、左手を交互ににぎにぎ(軽くグーパーする)だけでも効くんじゃない?と思い、私は自分の苦手なシーンの克服に挑んでみた。


帰宅時間に、集団のサラリーマンがわらわらと、私の方向に向かってくる時「うっ」と圧を感じる。見えない圧だ。

この「うっ」は軽いんだけど、気になるので反応が無くなると嬉しいね。



実験場所は、東京の金融街 茅場町。
18時を過ぎると、わらわらわらわらと働く人が一斉に帰路に着く。

歩道を歩きながら、向かってくるサラリーマン集団を見つめつつ、私は「左手・右手を交互に軽く握る」を数回繰り返した。

すると、だんだん、サラリーマンの群から見えない圧を受けなくなった!

左右の刺激、効いてるんじゃない?



面白いので、別のことにも試してみた。

私はせっかちなので、何かと生き急いでしまう。
用もないのに「早く帰らなきゃ!」と焦るクセがあるので、再び「左手・右手を交互に軽く握る」を数回繰り返してみた。

すると、焦燥感はシュンと消えた!
雑念も消えた。


まだ、これくらいしか実験してないけど、タッピング・インは、こっそり実践できて、効果も早いので、従来のタッピングセラピーではなく、今後はこちらを使おうと思う。

従来のタッピングセラピーは、あちこち叩かなきゃだから、トイレとかじゃないと出来ないもんね。


・左右脳の活性化
・不安から意識をそらす
・心にスキマ(余裕)が生まれる
・ちょっとしたアクションを起こすことで「闘争か逃走か反応」を発動させず、交感神経の高ぶりを抑える

といった、神経科学に基づく原理

・「私は不安を制圧できる(術を知っている)」
という安心感とエンパワーメント、自己信頼

が功をなしているのだろうと推測する。


だから、おまじないの類では無い。



原書のペーパーバックは、海外では大人気のようだ。


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