【介護】介護者の気持ち
結婚してすぐ始まった義父の認知症介護6年、その後、義母の認知症介護4年目。在宅介護しているといろんな感情になります。感情が迷走します。
義母には生活を支えてもらってありがたい、でもなんで私ばっかり介護させられるんだ?夫は休日だって親の顔さえ見ないでゲームしてる。頼んでも、ほぼやらない。すごい他人事。
「施設に入れるのはかわいそう」とか言ってくる外野の人たちも…
長い間、義母が外で食べられないから、外食さえ出来なかった。旅行も義母がショートステイ拒否するから行けなくて我慢してた。
その上、デイサービス拒否にヘルパー拒否。
不満が溜まっていました。
でも、癌のせいでみるみる弱っていく義母を見ると、こんな小さい人に意地悪するなんて馬鹿げてるな、って思えたのです。介護の終わりを感じますし、出口の見えない介護のトンネルから解放される安心感も。義母には申し訳ないけど、イライラはだいぶ減りました。
弱っている子猫を外で見たら、思わず助けるでしょう。そんな感じです。一人で着替えられない、ごはんを温める事も出来ない人がいたら、何も考えずに体が動きます。
嫌だと思っていたお下の世話も数分で終わるので、ゴム手袋をしていれば大して気になりません。一日中やるわけじゃありませんから。
入れ歯も、使い捨てゴム手袋を使えば触らずに洗えるし。
身体介護に対する私の心のバリアは、義母の状態に合わせて自然に溶けました。
主治医の先生もデイサービスの日数を増やして休んでくださいと言ってくれるし、ケアマネさんも
「女性は身体に負担がかかりやすいから、無理に歩かせなくて良いですよ。トイレまで歩くだけでもリハビリになっていますよ」って言ってくれるし。
デイサービスも、重度の人も受け入れるところだから、とても細かくケアしてくれる。
優しい人たちに支えられて、もう少し頑張れそうです。