ハンモックに包まれたなら
母親に抱かれた記憶はいつまで覚えているのだろう。
私が最後に抱っこしてもらったのはいつなんだろう。
ハンモックに揺られながら、子どもに戻ったような感覚になった。
今日、家から1時間くらいの森の中にあるお店で、ハンモックの業者さんが来るイベントがあるらしいと聞きつけ、行って見た。
白い一枚布のやつが一般的なイメージだけど
あれは「ブラジリアンハンモック」と言うらしい。
今日試乗したのは「メキシカンハンモック」
私も何回か乗ったことはあるけど、ポジションがなかなか定まらなかった。
そう、今日プロに教わって2つ学んだ。
①縦に寝るとめちゃめちゃフィットする
②メキシカンハンモックはカギ編みなのでさらにフィットする
もう、包まれているというより、抱かれている。
そんなゆらゆらしていると、ハンモックのお兄さんより衝撃の一言を耳にする。
「僕、毎晩ハンモックで家族みんな寝てますよ。」
な、なんと。
ハンモックは寝具らしい。
それは半分営業トークではないかと疑った。
でも、本気で毎晩ハンモックでお休みされている様子。
しかも家族全員。
「首とか腰とか大丈夫なんですか!?!?」
と聞くと、めっちゃ寝心地いいとの返答。
確かに、まだ羊水にぷかぷかしているときの姿勢に似ているかもしれない…そんなことを思った。私は反り腰だし、身体にフィットしてくれたら楽そう。。夏場も快適らしい。
さらにいろいろ聞きまくったのを含めて、改めて取材して記事にしようかなと思っている。特に家族の反応とかが気になるし、実際にデイリーで使っている人はまだお会いしてないので、そういう人の話も聞いてみたい。
1歳のおちびさんも、生まれる前の記憶に浸っているのだろうか…
「小さい頃は神さまがいて
毎日愛を届けてくれた
心の奥にしまい忘れた
大切な箱 ひらくときは今」
松任谷由実のやさしさに包まれたならの一節。
パンドラの箱ならぬ、ハンモックの箱がひらかれた気がした。
そうそう、ハンモックに一番合う季節は今頃らしい。