渡邉 彰太

写真も文章も見る人がそこに意味を見出してくれたらそれでいいと思います。 自分にできることは写真を撮ることくらいで、誰かの何かをほんの少し変えることができたら、それだけで十分です。

渡邉 彰太

写真も文章も見る人がそこに意味を見出してくれたらそれでいいと思います。 自分にできることは写真を撮ることくらいで、誰かの何かをほんの少し変えることができたら、それだけで十分です。

最近の記事

自分と向き合う作業

ふと訪れる、自分の中の葛藤。 混ざり合う感情を整理できないまま日々を過ごす。 どこを目指しているのか。 欲張りな自分に嫌気が差す。 今はとにかく旅に出たい。どこか遠くの国に。 知らない土地の空気を取り込みながら、何も考えずに写真を撮りたい。 それが自分と向き合う作業かどうかは分からないが、生きる上で必要なことである。

    • 雨の上高地で

      8月、9月は宮城、沖縄、長野と旅をした。 とりあえず直近の上高地から書こう。 上高地に来るのはこれで4回目。毎度天気に恵まれず、今回もまた雨が降っていた。 元はといえば木曽駒ヶ岳の頂上でテント泊する予定だったのだが、悪天候で引き返し、乗鞍との2択でテントが張れる上高地を選んだ。 新島々駅からバスで1時間、雨は降っていなかったので大正池で降りて河童橋へ向かう。 片道3.8kmもあるのかと思いつつ、16kgのバックパックを背負って歩く。 「本格的だね〜」なんて声も耳にして、

      • 35mmフィルムをもう一度

        文章書きたい欲が湧いてこなくて久しぶりに開いた。 今回はフィルムのお話 ブローニーではなく35mmの 35mmフィルムは使っては辞め、を繰り返していて、ちょこちょこ使いながら中々続かないな〜なんて思っていた。 理由としては2つあって、1つ目はしっくりくるカメラが見つからなかったから。最初にKonica C35を買ってはみたものの海外に1回持って行ったくらい。その後にRollei 35、Nikon F100 ・F4を買ったけど結果は同じ。 何が原因って非常に面倒くさがりなの

        • 中判フィルムの美しさ

          最近は中判フィルムが好きだ。 仕事も中判でしたいくらい。 初めて間もないやつが語るのもどうかと思うが、本当に美しいんだと言いたい。 35mmに比べて一本で撮れる枚数は少ないし、かかる費用も大きいけれど、それを差し引いても余りある魅力。 重いし、ピント合わせるのめんどくさいし、すぐフィルム交換しなきゃいけないから億劫だし、思えばメリットなんてほとんどないのかもしれない。 それでも中判を使うのは、出てくる写真は心が締め付けられるほど美しいから。 どんだけ言葉を並べても伝わら

          美しい時間の中で

          生まれてから死ぬまでを人生という。 それはとても美しい。 人は生まれ、死にゆく生き物だ。 人はいつか死ぬ。 それは遅かれ早かれ訪れる。 限りある時間の中で、出会って別れて、また出会う。 美しい時間の中で。 いつか来る別れの日まで、その時間を大切にしたい。

          美しい時間の中で

          写真は時間ではなく空気を切り取っている

          写真は時間を切り取る。 なんて言われることがよくある。 確かにその一瞬はシャッターを押した瞬間しか残せない。戻ってくることのない時間を収めることができるのも写真の魅力の一つだ。 だが、写真は時間ではなく空気を切り取るものだと思っている。 空気も時間の中に含まれるだろ、と言われてしまえばそれまでだが、あえて空気と言いたい。 写真において時間と言われれば、一瞬一瞬というイメージが強い。 僕が思う空気というのは、音や匂い、熱気や高揚感に至るまでのその場で自分が感じた空気感のこ

          写真は時間ではなく空気を切り取っている

          写真に意義を見出せているだろうか

          なぜ写真を撮っているのだろう。 ふと考えることがある。 お金を貰うために撮っているのか。 それとも趣味としてなのか。 写真を撮って自分は何をしたいのだろう。 SNSに上げていいねが貰えればそれで満足なのか。 写真が上手くなって、大きい仕事ができて、好きなことで生活できたらそれでいいのか。 それはそれでいい人生かもしれないと思うこともある。 写真を始めるきっかけって何だっただろう。 カッコいい写真が撮りたい。 あの人の写真に憧れて。 思い出を残したい。 見た世界

          写真に意義を見出せているだろうか

          文章の迷い人

          文章を書くのが本当に苦手だなとつくづく思うのは、途中で何を書いていいか分からなくなるから。 書き始めると、この展開でいいのかな?とか、この繋がりだと変じゃないか?とか、頭の中の自分が語りかけてくる。 そうこうしている間に気づいたら4、5時間経っているなんてことが毎度毎度繰り返される。 だから文章は苦手なんだ。 得意な人は何を考えながら書いているのか知りたい。 どういう思考回路をしているんだろう。 もっとスラスラ書けるようになりたい。 そんなこと思ってる側から既にこの文章に

          文章の迷い人

          全部雪のせいだ

          雪が降った。 東京では今年2回目だと思う。 東京で雪を見れるのは年に数回程度。 仕事終わり、写真を撮るにはあまりにいいタイミングだなと思う反面、雪が降らなければやらなきゃいけないことがあったのに…と思いながらカメラを取り出した。 街中のスナップでもいいかなと思ったのだが、なんか性に合わないみたいで現場から近かった明治神宮へ。 目の前は何度も通ったが、中に入るのはこれが初。 原宿側からの鳥居を潜るくぐると都心にあるはずなのに都心ではないような、都会から隔離された不思議な空間

          全部雪のせいだ

          Cinestill 800T〜息抜きができるフィルム〜

          10年前のPCを廃棄しようと整理してたら、いつかのフィルム写真が出てきた。 カメラは何を使ったかは覚えてないけど、フィルムはCinestill 800T。まるで映画のような写真が撮れるフィルムなんだけど、1本2000円越えなのでなかなか手を出しにくい。試しに1本だけ購入してみた。 このフィルムのいいところは、適当に撮っても雰囲気が生まれるから頭で考なくていい。ここだと思ったとこでシャッターを切ることができる。仕事では構図だとか、水平垂直を気にしながら撮っているが、そういう

          Cinestill 800T〜息抜きができるフィルム〜

          珍しく写真を撮った話

          元旦はアル中もどきの祖父と脚が悪く失明寸前の祖母の家に身内が集まる。 コロナ禍にも関わらずガンガン外出している祖父母なので、感染してぽっくりいってしまうんじゃないか、なんて毎年思っているのだが、なんともしぶとい2人でありまして、今年も元気に新年を迎えられました。 もちろん外出は止めてはいるのだが、まあ絵に描いたような頑固さなので止まりはしないんですね。お年寄りというのは、そういうものなんですかね? 基本的には母姉妹と祖父が喋くってるだけなので、いつもダラダラ過ごすのだけど今

          珍しく写真を撮った話

          新年になったので

          早速新しいことを始めようと思います。 正確にはこれまで続かず挫折していた"文章を書く"ということを再開することにしました。 文章を書くことが非常に苦手なので、今回も続くか分からないですが、ゆっくりと書いていこうかと思っています。 日記だったり、写真のことだったり、頭の中だったりとバラバラになりそうですが、こんな人間もいるんだな〜、くらいに思って見て頂けたら嬉しいです。 最初なのでざっくりと自己紹介して終わりにしようと思います。 年齢: 20代 出身: 関東 仕事: 写真

          新年になったので