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中判フィルムの美しさ
最近は中判フィルムが好きだ。
仕事も中判でしたいくらい。
初めて間もないやつが語るのもどうかと思うが、本当に美しいんだと言いたい。
35mmに比べて一本で撮れる枚数は少ないし、かかる費用も大きいけれど、それを差し引いても余りある魅力。
重いし、ピント合わせるのめんどくさいし、すぐフィルム交換しなきゃいけないから億劫だし、思えばメリットなんてほとんどないのかもしれない。
それでも中判を使うのは、
写真は時間ではなく空気を切り取っている
写真は時間を切り取る。
なんて言われることがよくある。
確かにその一瞬はシャッターを押した瞬間しか残せない。戻ってくることのない時間を収めることができるのも写真の魅力の一つだ。
だが、写真は時間ではなく空気を切り取るものだと思っている。
空気も時間の中に含まれるだろ、と言われてしまえばそれまでだが、あえて空気と言いたい。
写真において時間と言われれば、一瞬一瞬というイメージが強い。
僕が思う
写真に意義を見出せているだろうか
なぜ写真を撮っているのだろう。
ふと考えることがある。
お金を貰うために撮っているのか。
それとも趣味としてなのか。
写真を撮って自分は何をしたいのだろう。
SNSに上げていいねが貰えればそれで満足なのか。
写真が上手くなって、大きい仕事ができて、好きなことで生活できたらそれでいいのか。
それはそれでいい人生かもしれないと思うこともある。
写真を始めるきっかけって何だっただろう。