うつ病だし、たぶんADHDだ
ハードなタイトルつけてしまいました。
ずっと自分を出来損ないだと思ってました、という話です。
待ち合わせの時間も守れなければ、確認すればするほど電車を乗り間違え、ちょっと買い物と外に出ると3時間は帰って来れない。
こんなんだからずっとダメ人間だと自分を責めていました。
そうしたらこの前、「もしかして?」に出会いました。
もしかして、ADHDってやつ?
冒頭お話しした通り、私は何かと抜けていることが多く、可愛く言えば天然っぽいと変わり者だと周りからも言われてきました。ただ社会人を2年ほどやってみて、10歳も年上の人とお付き合いして、なんとなく、「あれ?本当に"普通“じゃないぞ?」と思うようになりました。
例えば何か好きなことに集中すると没頭してしまい、結局4〜5時間くらいそのままで。終わった頃には体力の全てを使い果たし、動けなくなる。おお、なんかすごい話だなと思うかもしれませんが私にとっては割と頻繁に起こることです。
もっと日常的なことで言えば、買い物もそう。忘れないようにちゃんとメモ用紙に買うものを書いて持って行くんですが、目に映るもの全てが気になりあれやこれやと夢中に。買い物の平均時間は3時間。しっかりヘトヘトになり帰宅。30分はぼーっとしてないと立ち上がれないほどです。
体力がないのかなあとか、そもそもこんなに外にいたから仕方ないよなあとかそんな風に思ってました。
そうしたら最近、たまたまある夫婦のYouTubeに出会いました。沖縄で暮らしているご夫婦で、どうやら旦那さんはADHDだと。興味本位で見たんですが、どうも自分に当てはまることが多すぎる。
それからADHDというものについて色々調べました。今は医師の診断を受けてませんし、今後もとりあえずはこのまま生きていくつもりです。ただ、やっぱりその気質はあるのかな、と。
今回はあくまでも私が調べて学んだことの共有としてお話ししていきたいと思います。
疲れる=体力がないではなかった
上にも書いた通り、一歩も動けないほどくたくたになってしまうことが多々あり、それがとても悩みでした。
買い物に行ったはいいが帰ってきてもすぐに料理に取り掛かることができないどころか、冷蔵庫にしまうことすらできない。まずは全てを後回しにして床に座りぼーっとする。デートでもそうです。突然ドッと疲れて、大好きな彼の話もこれっぽっちも入って来ない。へとへとで、無言の休憩。
こんなんだからずっと自分は体力がないんだと思っていました。実際細身で筋力がないのでまあ、そりゃそうか、と。
私が疲れやすい3つの理由
しかし、ナカモトフウフさんの動画に出会ってからADHDについて調べていると、疲れやすいという特徴があることがわかりました。
具体的には「脳内多動」「不注意によるストレス」「過集中」の3つです。
1.脳内多動
みなさん、マジカルバナナはご存知ですか?バナナと言ったら黄色♪黄色といったらレモン♪、のあれです(世代によっては知らないとかあるのかな)。私の頭の中ではこれが常に行われています。
もう本当に、全部に対してマジカルバナナしちゃうんです。
食材の買い物にイオンなんかに行くじゃないですか。そうするとまずは文具コーナーでそういえば欲しかったペンがあったんだと止まり、それからシールが目に入り、ナガノさんのコラボの新作が出たんだったとか思い出して、そうすると次にキャラクターグッズが目に入り、便箋が欲しかったんだっけとレターコーナーに吸い寄せられる。
はい、これで早速1時間経過。
そして「いけないいけない、野菜を買いに来たんだった!」と階を降りると化粧品コーナーが待ち構えています。あ、そろそろシャンプーがなくなるから詰め替えを買っていかなきゃ、とまずはトイレタリーコーナーから。そして新作のアイシャドウや限定のリップを見て………。
と、こんな感じで食品コーナーへ行くのに2時間かかります。
もちろん、やっとの思いで着いた食品コーナーでも、同じようにマジカルバナナします。素晴らしい、期待を裏切らないですね。
こんな感じで目的をクリアするまでに何時間もかかる上に全部に興味津々アンテナが立っているのでそこから私の体力は漏れていきます。
そして私はおそらく、目からの情報が大きく影響するタイプで、特に100円ショップやLOFTなどの雑貨を取り扱うお店が一番好きで、一番疲れます。可愛いものだらけな世の中、ハードです。
2.不注意によるストレス
二つ目は不注意によるストレスが原因の疲労です。
特に多いのが電車の乗り間違い。いつだってやります。急いでいる時ほどやります。大切な時ほどやらかします。
いくら確認しても、なぜか違う電車に乗ってしまったり、時間を間違えたりするんです。今でもその失敗を思い出して悲しくなるのですが、こうやって小さな失敗を繰り返すと、もちろん周りにそのことをしっかり指摘されます。こうやってどんどん自信を失っていき、それが大きなストレスとなり、疲弊してしまう。
今思い返せば会社員時代はまさにこれが鬱の引き金だったな、と。
会社員時代も失敗を繰り返さないように自分なりに工夫をしていました。ですが少しでもルールを守らないやつは、どうやらすぐにブラックリストに入れられるようで、結局最後の方はやることなすこと全てNOと言われるようになりました。ギリギリパワハラじゃないような態度でどんどん責められる。しっかりうつ病になりました。
どうやらうつ病とADHDは深い関わりがあるとのことなので、もう少しきちんと調べてみたいと思います。
3.過集中
昔から興味のあること、好きなことにはものすごくのめり込む性格ではありました。
ついこの前、携帯料金の見直しをしようと調べ物をしていました。が、どうやらその時のわたしは過度に集中していたようで。彼が帰ってきた頃にはヘトヘトになりベッドから一歩も動けない状態でした。
「頑張りすぎちゃった」と当時は言っていましたが、思い返してみると飲食を忘れ調べ続け、気づいたら日が暮れていたなんてちょっと凄すぎます。他人事のように言ってしまうほど、その時は別人のように集中しているんですよね。
新・自分と向き合うきっかけ
こうやってADHDとはどんな特徴を持つ人のことを言うのかを調べていますが、自分と向き合う新たなきっかけだなと感じています。
正直、ショックな部分もありました。いまはそれなりに理解が広がっているのかなと思いますが、やはり障がいというイメージもあるため、ああやっぱり、自分って普通になれないんだなと感じてしまいました。
加えて他人に迷惑をかけてしまうという点でもショックでした。もちろん工夫はたくさんしていますが、それでも、特に一番近くにいる彼には度々迷惑をかけています。自分の性格と向き合うことそうですが、周囲への感謝を忘れずに行動していこうと改めて思いました。
ただ、自分と向き合ってやっとこれから前に進めそうだなと思ってます。遅くないと信じて、とりあえずバイトから始めます。
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